施工経験記述
重要度 A経験記述で出題過去問 11問
施工経験記述は、1級土木施工管理技士 第二次検定の平成28年度〜令和8年度(11回)のうち11回で出題された論点です(収録121問中11問・重要度A)。出題されるのは経験記述です。
要点:自分が担当した工事について、工事概要と、品質・安全・工程・環境などの課題、検討内容、対応処置を書く。
覚える要点
- 工事概要は契約上の工事名・発注者名・工事場所・工期・主な工種・施工量・施工管理上の立場を漏れなく書き、設問で使う工種と数量を施工量に入れて記述内容と一致させる。
- 設問は「現場状況(数値・位置関係)→技術的課題→検討項目ごとの理由と内容→項目ごとの対応処置と評価」の順に書き、(2)の項目と(3)の処置を①②③で対応させる。
- 工事概要の書き漏れ、設問の無記載、指定テーマ(品質管理・安全管理など)以外の記述はいずれも問題2以降が採点されない。
- 安全管理では交通誘導員の配置のみの記述は不可。墜落防止は「要求性能墜落制止用器具」「フルハーネス型」など現行の用語で書く。
- 令和6年度以降は設問1(安全管理または品質管理)と設問2(施工計画・環境対策など)の2テーマ構成で、設問1と同一内容の解答は不可。解答欄は各8行(240字程度)が目安。
- 対応処置には示方書・指針・規則の管理値を数値で入れる(寒中コンクリートの打込み温度5〜20℃、締固め度90・95%以上、酸素濃度18%以上など)。
勉強のしかた:毎年必須の問題1で、ここが不備だと以降が採点されない。品質・安全の2テーマで自分の工事の記述をあらかじめ作り、工事概要の数量と本文の数値をそろえて暗記しておく。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、施工経験記述で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題1:工事概要の書き漏れと,設問1の無記載・テーマ外の記述は,どちらも不合格になる。設問1は交通誘導員の配置のみの記述は除かれる。設問2は「工程表を作成した」だけでなく,遅れの原因や制約条件を数値で示し,短縮の方法と結果まで書く。設問1と設問2で同じ課題・処置を書かない。令和8年度の設問1は「労働者の災害防止に向けた」安全管理に限られているので,通行人や近隣住民など第三者の災害防止(公衆災害)を主題にした記述は求めに合わない。工程管理は平成28年度以降では初めての出題(平成24年度以来とされる)で,安全・品質・環境を準備していた受検者が多かった。
- 令和7年度 問題1:工事概要の書き漏れと,設問1の無記載・テーマ外の記述は,どちらも不合格になる。設問1と設問2で同じ課題・処置を書かない。環境対策は〈例〉の3分類(周辺環境・自然環境・建設副産物等)のどれかに当てはまる課題にする。
- 令和6年度 問題1:工事概要に書き漏れがある場合も,設問1が無記載か設問で求められている内容以外の記述(安全管理以外のテーマ,交通誘導員の配置のみなど)の場合も,設問2以降が採点されない。設問1と設問2で同じ課題・処置を書かない。
- 令和5年度 問題1:設問1(工事概要)に記入漏れがある場合も,設問2が無記載か品質管理以外の記述の場合も,問題2以降が採点されない。品質管理のテーマで,安全対策や工程短縮を中心に書かない。検討項目(2)と処置(3)の番号を対応させる。
- 令和4年度 問題1:工事概要(設問1)に記入漏れがある場合も,設問2が無記載か安全管理以外の記述の場合も,問題2以降が採点されない。課題・検討・処置が同じテーマで一貫していること,処置には数値を入れることが大切。
- 令和2年度 問題1:設問1(工事概要)に記入漏れがある場合も,設問2が無記載か品質管理以外の記述の場合も,問題2以降が採点されない。品質管理のテーマで,安全対策や工程短縮を中心に書かない。検討項目(2)と処置(3)を対応させ,結果は試験値で示す。
この論点の問題
施工経験記述(安全管理・工程管理)令和8年度 問題1
施工経験記述(品質管理・環境対策)令和7年度 問題1
施工経験記述(安全管理・施工計画)令和6年度 問題1
施工経験記述(品質管理)令和5年度 問題1
施工経験記述(安全管理)令和4年度 問題1
施工経験記述(安全管理)令和3年度 問題1
施工経験記述(品質管理)令和2年度 問題1
施工経験記述(品質管理)令和元年度 問題1
施工経験記述(品質管理)平成30年度 問題1
施工経験記述(安全管理)平成29年度 問題1
施工経験記述(安全管理)平成28年度 問題1
出題実績は資格試験対策.netが平成28年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。