令和5年度 問題1論点:施工経験記述重要度 A未着手

施工経験記述(品質管理)

これは1級土木施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月1日(日)実施) 問題1の問題です。論点は「施工経験記述」(重要度A・解答の形は記述)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。

あなたが経験した土木工事の現場において,その現場状況から特に留意した品質管理に関して,次の〔設問1〕,〔設問2〕に答えなさい。

〔注意〕あなたが経験した工事でないことが判明した場合は失格となります。

〔設問1〕あなたが経験した土木工事に関し,次の事項について解答欄に明確に記述しなさい。

〔注意〕「経験した土木工事」は,あなたが工事請負者の技術者の場合は,あなたの所属会社が受注した工事内容について記述してください。従って,あなたの所属会社が二次下請業者の場合は,発注者名は一次下請業者名となります。

なお,あなたの所属が発注機関の場合の発注者名は,所属機関名となります。

(1) 工事名

(2) 工事の内容

① 発注者名

② 工事場所

③ 工期

④ 主な工種

⑤ 施工量

(3) 工事現場における施工管理上のあなたの立場

〔設問2〕上記工事の現場状況から特に留意した品質管理に関し,次の事項について解答欄に具体的に記述しなさい。

(1) 具体的な現場状況と特に留意した技術的課題

(2) 技術的課題を解決するために検討した項目と検討理由及び検討内容

(3) 上記検討の結果,現場で実施した対応処置とその評価

解答欄

0 / 40 字
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0 / 30 字
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ご自身が担当した工事について書きます。本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で記述例と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

経験記述は、受検者が自分の工事について書く問題です。記述例は書き方の参考として見てください。

正解

工事名の記述例

令和4年度 県道○○線△△地区舗装修繕工事

21 字
別解

市道○○線舗装打換え工事(その2)

国道○○号○○バイパス舗装工事(○○工区)

発注者名の記述例

○○県○○建設事務所

10 字
別解

○○市都市整備部道路維持課

株式会社○○建設(所属会社が二次下請の場合の一次下請業者名)

工事場所の記述例

○○県○○郡△△町大字□□地内

15 字
別解

○○県△△市□□町地内

工期の記述例

令和4年11月14日~令和5年3月17日

20 字
別解

令和3年6月1日~令和3年10月29日

主な工種の記述例

アスファルト舗装工(表層・基層),路盤工,切削工,区画線工

29 字
別解

路床工(安定処理),路盤工,アスファルト舗装工,側溝工

コンクリート舗装工,路盤工,排水構造物工

施工量の記述例

表層(密粒度As13,t=5cm)A=4,800m²,基層(粗粒度As20,t=5cm)A=4,800m²,切削 A=3,600m²,上層路盤打換え A=1,200m²

84 字
別解

路床安定処理(セメント系)A=2,600m²,下層路盤(t=20cm)A=2,600m²,上層路盤(t=15cm)A=2,400m²,表層 A=2,300m²

コンクリート舗装(t=25cm)A=1,800m²,粒度調整砕石路盤(t=15cm)A=1,800m²,U形側溝 L=240m

工事現場における施工管理上のあなたの立場の記述例

主任技術者

5 字
別解

現場代理人

監理技術者

工事主任(施工管理担当)

発注者側の監督員

設問2 (1) 具体的な現場状況と特に留意した技術的課題の記述例

本工事は山間部の県道で延長1.2km,A=4,800m²の舗装を切削・打換えにより修繕するもので,舗設は12月から2月の冬期に行い,早朝の気温は0~5℃であった。アスファルト混合物は約35km離れたプラントから運搬時間約60分を要した。このため運搬中と敷均し後に混合物の温度が下がり,所定の締固め度(基準密度の96%以上)が得られないことが品質管理上の技術的課題であった。

186 字
別解

(別の例:路盤工)道路改良工事で粒度調整砕石の上層路盤(t=15cm)A=2,400m²を施工したが,舗設時期が梅雨期で降雨が多く,材料の含水比が変動しやすかった。このため,所定の締固め度(最大乾燥密度の93%以上)を路盤全面で確保することが品質管理上の技術的課題であった。

(別の例:路床工)道路新設工事の路床は高含水比の粘性土で,試掘で採取した試料のCBRは約2%と,設計CBR6%を大きく下回っていた。工期内に所定の支持力を持つ路床を造成することが品質管理上の技術的課題であった。

設問2 (2) 検討した項目と検討理由及び検討内容の記述例

①運搬中の温度低下の防止:運搬に約60分かかり外気温も低いため,荷台の保温方法と,品質を損なわない範囲での出荷温度の設定を検討した。②敷均し・転圧時の温度管理:転圧開始時の温度が低いと所定の密度が得られないため,初転圧・二次転圧の温度の管理値と,1回に敷き均す延長を検討した。③転圧機械の組合せと回数:混合物の温度が下がる前に締固めを終えるため,試験舗装を行ってローラの組合せと転圧回数を検討した。

199 字
別解

(左の別例の続き)①材料の含水比の管理:降雨で含水比が変わると締固め度が低下するため,仮置き材料の保護と含水比の確認方法を検討した。②まき出し厚さ:厚く敷くと下部が締まらないため,1層の仕上り厚さを検討した。③締固め方法:所定の密度を得るため,試験施工で機械と転圧回数を検討した。

(左の別例の続き)①路床改良の方法:置換えは発生土の処分量が多いため,セメント系固化材による安定処理を検討した。②固化材の添加量:必要なCBRを確実に得るため,室内配合試験で添加量を検討した。③混合と締固め:改良の均一性を確保するため,混合機械と締固め回数を検討した。

設問2 (3) 現場で実施した対応処置とその評価の記述例

①ダンプトラックの荷台を保温シートと断熱マットで二重に覆い,出荷温度を通常より10℃高い170℃とした。②スクリードを予熱し,1回の敷均し延長を約50mに短くして,到着時と敷均し直後に温度を測り,初転圧は110~140℃,二次転圧は70~90℃で終えるようにした。③試験舗装の結果から,10tマカダムローラ2回,8~20tタイヤローラ8回の組合せとした。その結果,採取したコアの締固め度は全箇所で96%以上(平均98.2%)となり,対策は有効であった。

226 字
別解

(左の別例の続き)①材料は仮置き場でシートで覆い,毎朝含水比を測って最適含水比±2%を外れるときは散水や曝気で調整した。②1層の仕上り厚さは15cm以下とした。③試験施工で10tロードローラ4回,タイヤローラ6回と定めた。その結果,締固め度は全測点で93%以上となり,有効であった。

(左の別例の続き)①固化材による安定処理(深さ50cm)を採用した。②配合試験の結果から添加量を80kg/m³とした。③スタビライザで2回混合し,タイヤローラで8回転圧した。その結果,現場CBRは全測点で6%以上となり,プルーフローリングでも有害な沈下はなく,対策は有効であった。

要点(書けていたものにチェック)工事名発注者名工事場所工期主な工種施工量工事現場における施工管理上のあなたの立場設問2 (1) 具体的な現場状況と特に留意した技術的課題設問2 (2) 検討した項目と検討理由及び検討内容設問2 (3) 現場で実施した対応処置とその評価
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

記述例は当サイトが作成した架空の工事の例です。ご自身の工事にあてはめて書いてください。管理項目別の例文と書き方のポイント →

解き方

  1. 工事概要は,実際に携わった土木工事について契約上の工事名・発注者・場所・工期・工種・数量・立場を書く。設問2で使う工種・数量を工事概要に入れ,内容を一致させる。
  2. 設問2は「現場状況(気象・距離・材料などを数値で)→品質管理上の技術的課題(目標とする規格値)」「検討項目ごとの理由と内容」「検討に対応した処置→試験結果による評価」の順に書き,(1)~(3)の番号付けをそろえる。
  3. アスファルト舗装の寒冷期施工は,舗装施工便覧の「寒冷期の舗設」(運搬車の保温,混合物温度の管理,初転圧110~140℃・二次転圧70~90℃の目安)を根拠にすると数値が書きやすい。この記述例は当サイトが作成した架空の工事である。
引っかけ:設問1(工事概要)に記入漏れがある場合も,設問2が無記載か品質管理以外の記述の場合も,問題2以降が採点されない。品質管理のテーマで,安全対策や工程短縮を中心に書かない。検討項目(2)と処置(3)の番号を対応させる。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級土木施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月1日(日)実施) 問題1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する