配電
重要度 B問題4・問題5で出題過去問 7問
配電は、1級電気工事施工管理技士 第二次検定の平成30年度〜令和8年度(9回)のうち5回で出題された論点です(収録72問中7問・重要度B)。出題されるのは問題4・問題5です。
要点:配電方式、中性点接地、電圧降下と電力損失、分散型電源の系統連系。
覚える要点
- 単相2線式の配電線路の電圧降下は往復2線分で「2×1線の抵抗×その区間を流れる電流」。各区間の電流は下流の負荷電流の合計で、求める点より先の区間の電圧降下は含めない(210V−2×0.2×40−2×0.1×10=192Vなど)
- 支線に加えてよい張力は許容引張強度÷安全率で、電線の水平張力はその水平分力。支線と柱のなす角30°ならsin30°、地面となす角60°ならcos60°を掛ける(22kN・安全率2・柱と30°なら5.5kN、24kN・安全率1.5・地面と60°なら8kN)
- 取付け高さの違う電線を1条の支線で支えるときは、電柱の根元まわりのモーメントで合成し、支線の水平分力×取付け高さと釣り合わせてから安全率を掛ける
- 単相3線式の負荷から変圧器の一次電流を求めるときは、電流を足さず各負荷の電力(両外線間の負荷は200V)を合計して一次電圧で割る(24kW÷6,000V=4.0A)
勉強のしかた:令和3年度からの計算・五肢択一(R3〜R5 問題4、R6〜 問題5)で9回中5回、1〜2問出る。単相2線式の電圧降下と支線の張力が交互に出て、令和8年度は単相3線式の一次電流も出た。図の角度がどこからの角か、安全率を掛けるか割るかを確かめ、過去問を電卓を使わず手で解けるようにしておく。
この論点の引っかけ・間違えやすい点
収録している過去問の解説から、配電で間違えやすい点を集めました。
- 令和8年度 問題5 設問5-1:60°は支線と「地面」のなす角なので,水平分力は cos60°(=柱となす角30°の sin30°)。安全率は許容引張強度を割る。
- 令和8年度 問題5 設問5-2:両外線間の負荷は200Vがかかる。電流を単純に足さず,負荷ごとの電力を合計してから一次電圧で割る。
- 令和6年度 問題5 設問5-1:A-B間の電流は下流の負荷の合計(40A)。単相2線式は往復2線分の電圧降下。
- 令和5年度 問題4 設問4-2:取付け高さの異なる電線は,水平張力をそのまま足さずに根元まわりのモーメントで合成する。最後に安全率を掛け忘れない。
- 令和4年度 問題4 設問4-1:C点までなのでC-D間の電圧降下は含めない。単相2線式は「2×抵抗×電流」。
- 令和3年度 問題4 設問4-1:単相2線式は往復の2線で電圧が下がるので「2×抵抗×電流」。A-B間の電流は下流の負荷電流の合計。
この論点の問題
支線の許容引張強度から求める電線の水平張力の最大値令和8年度 問題5 設問5-1
単相3線式の負荷から求める変圧器の一次電流令和8年度 問題5 設問5-2
単相2線式配電線路のC点の線間電圧令和6年度 問題5 設問5-1
高低圧架空配電線路の引留め箇所の支線に必要な引張強さ令和5年度 問題4 設問4-2
単相2線式配電線路のC点の線間電圧令和4年度 問題4 設問4-1
単相2線式配電線路のC点の線間電圧令和3年度 問題4 設問4-1
支線の許容引張強度から求める電線の水平張力の最大値令和3年度 問題4 設問4-2
同じ問題で出る論点
問題4・問題5では次の論点も問われます(問題の多い順)。まとめて対策すると得点が安定します。
出題実績は資格試験対策.netが平成30年度〜令和8年度の収録問題を集計したものです。要点と解説は当サイトの独自コンテンツです。最終更新 。