令和5年度 問題4 設問4-2論点:配電重要度 B未着手

高低圧架空配電線路の引留め箇所の支線に必要な引張強さ

これは1級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月15日(日)実施) 問題4 設問4-2の問題です。論点は「配電」(重要度B・解答の形は記述・五肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

次の問に答えなさい。

4-2 図に示す高低圧架空配電線路の引留箇所において,電線の水平張力を支線で支えるとき,電柱の支線に必要な引張強さT[kN]の値として,最も適当なものはどれか。

ただし,支線は1条とし,安全率を1.5とする。

電柱の高さ10mに高圧線(水平張力7.2kN),高さ6mに低圧線(水平張力4kN)が引き留められ,高さ8mの位置から電柱の根元より6m離れた地面へ支線(張力T)が張られている。電柱と地面は直角。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:4.30 kN

解き方

  1. 電柱の根元のまわりのモーメントの釣合いを考える。電線による転倒モーメント=7.2×10+4×6=72+24=96kN·m。
  2. 支線の取付け高さ8m,根開き6mなので支線の長さは√(8²+6²)=10m,支線の水平分力=T₀×6/10。モーメントの釣合い:T₀×0.6×8=96 より T₀=20kN。
  3. 安全率1.5を見込むと,必要な引張強さ T=20×1.5=30kN。

選択肢ごとの解説

  1. 1.誤り。支線の水平分力(96÷8=12kN)そのもの。
  2. 2.誤り。水平分力12kNに安全率1.5を掛けただけの値。
  3. 3.誤り。支線の張力(20kN)で,安全率を見込んでいない。
  4. 4.正しい。T=96÷8÷0.6×1.5=30kN。
  5. 5.誤り。安全率を二重に掛けるなど計算を誤った値。
引っかけ:取付け高さの異なる電線は,水平張力をそのまま足さずに根元まわりのモーメントで合成する。最後に安全率を掛け忘れない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級電気工事施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年10月15日(日)実施) 問題4 設問4-2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する