労働安全衛生法(統括安全衛生責任者)
これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.22の問題です。論点は「労働安全衛生法」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
「労働安全衛生法」に関する次の記述の(A),(B)に当てはまる語句の組合せとして,正しいものはどれか。
建設業を行う事業者で,一の場所において行う事業の仕事の一部を請負人に請け負わせているものは,その労働者及びその請負人の労働者が当該場所において常時50人以上で作業を行うときは,これらの労働者の作業が同一の場所において行われることによって生ずる労働災害を防止するため,(A)を選任しなければならない。
また,(A)を選任すべき事業者以外の請負人で,当該仕事を自ら行うものは,(B)を選任し,その者に(A)との連絡を行わせなければならない。
解答欄
正解
正解:(4) (A) 統括安全衛生責任者 ― (B) 安全衛生責任者
解き方
- 労働安全衛生法第15条により、建設業の元方事業者は、一の場所において関係請負人の労働者を含めて常時50人以上が作業を行うときは、統括安全衛生責任者を選任し、元方安全衛生管理者の指揮や協議組織の運営などを統括管理させなければならない。
- 同法第16条により、統括安全衛生責任者を選任すべき事業者以外の請負人で、当該仕事を自ら行うものは、安全衛生責任者を選任し、統括安全衛生責任者との連絡などを行わせなければならない。
- よって(A)統括安全衛生責任者、(B)安全衛生責任者の(4)が正しい。総括安全衛生管理者は事業場ごとに選任するもので、建設業では常時100人以上の事業場で選任する。安全衛生推進者は常時10人以上50人未満の事業場で選任する。
選択肢ごとの解説
- (1)誤り。総括安全衛生管理者は事業場単位で選任する者であり、安全衛生推進者は小規模事業場で選任する者である。
- (2)誤り。(A)は統括安全衛生責任者である。
- (3)誤り。(B)は安全衛生責任者である。
- (4)正しい。元方事業者は統括安全衛生責任者を、下請の請負人は安全衛生責任者を選任する。
引っかけ:現場(混在作業)は「統括」、事業場は「総括」。下請の連絡役は安全衛生責任者。
現行法令との関係:統括安全衛生責任者の選任の基準となる人数は、2026年4月1日施行の労働安全衛生法・同施行令の改正で「労働者の数」から、一人親方など労働者以外の者を含む「作業従事者の数」になった(常時50人以上、ずい道等は30人以上の数は同じ)。この問題の答えは変わらない。
同じ論点の過去問
令和7年度 問題B No.22労働安全衛生法(安全委員会・衛生委員会・巡視・悪天候)
令和6年度 問題B No.22労働安全衛生法(健康診断・作業主任者・照度・産業医)
令和5年度 問題B No.22労働安全衛生法(委員会・安全衛生教育)
令和3年度 問題B No.22労働安全衛生法(巡視・健康診断・委員会)
令和2年度 問題B No.28労働安全衛生法(産業医・作業主任者・安全委員会・職長教育)
論点ページ:労働安全衛生法の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.22。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する