植栽基盤の調査(土壌硬度と透水性の判定)
これは1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.9の問題です。論点は「樹木の規格・植栽基盤の調査」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
植栽基盤の調査に関する次の(イ),(ロ)の記述について,(A),(B)に当てはまる「良」,「不良」の組合せのうち,適当なものはどれか。
(イ) 長谷川式土壌貫入計を用いて,対象土壌の硬度を測定したところ,S値が0.6〜0.9cm/dropの範囲の土層が10cm以上連続していたので,土壌硬度に関しては植栽基盤として(A)と判定した。
(ロ) 長谷川式簡易現場透水試験器を用いて,対象土壌の透水性を測定したところ,最終減水能が25mm/hrであったので,土壌透水性に関しては植栽基盤として(B)と判定した。
解答欄
正解
正解:(4) (A) 不良 ― (B) 不良
解き方
- 長谷川式土壌貫入計のS値(cm/drop)は1回の落下で貫入する深さで,値が小さいほど土が硬い。一般に、S値1.5〜4.0cm/dropが根の伸長に良好な硬さとされ、1.0cm/drop未満は根の伸長が妨げられる硬さ(0.7cm/drop以下は根がほとんど入らない固結した状態)とされる。S値0.6〜0.9cm/dropの硬い層が10cm以上連続していれば,根の伸長が妨げられるので,土壌硬度は不良と判定する。
- 長谷川式簡易現場透水試験器による最終減水能(mm/hr)は,値が大きいほど透水性がよい。最終減水能は、一般に100mm/hr以上で透水性が良好、30mm/hr未満で不良とされる。25mm/hrは透水性が不足しており,土壌透水性は不良と判定する。
- よって(A)不良,(B)不良の(4)が適当である。判定の区分は植栽基盤整備の技術資料による一般的な目安である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。S値0.6〜0.9cm/dropは硬すぎ、最終減水能25mm/hrは透水性不足であり、どちらも良ではない。
- (2)適当でない。S値0.6〜0.9cm/dropの層が連続していれば土壌硬度は不良である。
- (3)適当でない。最終減水能25mm/hrは透水性不足であり、良ではない。
- (4)適当。土壌硬度・土壌透水性ともに不良と判定する。
引っかけ:S値は「大きいほど軟らかい」。最終減水能は「大きいほど水はけが良い」。
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論点ページ:樹木の規格・植栽基盤の調査の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級造園施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年9月4日(日)実施) 問題B No.9。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する