令和8年度 前期 No.11論点:構造力学重要度 A配点 1点未着手

単純梁の曲げモーメント図(モーメント荷重)

これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度 前期(2026年6月14日(日)実施) No.11の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図に示す単純梁ABの点Cにモーメント荷重Mが作用したときの曲げモーメント図として,正しいものはどれか。

ただし,曲げモーメントは,材の引張側に描くものとする。

スパンlの単純梁AB。左端Aはピン支点,右端Bはローラー支点。スパン中央の点Cに時計回りのモーメント荷重Mが作用する。A-C間l/2,C-B間l/2。
選択肢の曲げモーメント図4つ。(1):A-C間は材軸の上側に,Aで0から点Cに向かって直線的に大きくなる三角形,C-B間は材軸の下側に,点Cで最大からBに向かって直線的に0となる三角形(点Cで上側から下側へ跳ぶ)。(2):A-C間は材軸の上側に一定の大きさの長方形,C-B間は材軸の下側に一定の大きさの長方形。(3):(1)の上下を逆にした形で,A-C間は材軸の下側の三角形,C-B間は材軸の上側の三角形。(4):(2)の上下を逆にした形で,A-C間は材軸の下側の長方形,C-B間は材軸の上側の長方形。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) (1) の図

解き方

  1. 点Cに時計回りのモーメント荷重Mが作用すると,Aまわりのつり合いから RB × l = M,RB = M / l(上向き),RA = M / l(下向き)となる。
  2. A-C間の曲げモーメントは M(x) = −(M / l) × x で,材の上側が引張りとなり,Aの0から点Cの左で大きさM/2まで直線的に増える。
  3. 点Cでは時計回りのMが加わるので曲げモーメントがMだけ跳び,C-B間は下側が引張りで,点Cの右のM/2からBの0まで直線的に減る。左は上側の三角形,右は下側の三角形となる(1)が正しい。

選択肢ごとの解説

  1. (1)正しい。A-C間は上側に,C-B間は下側に,それぞれ大きさM/2の三角形となり,点Cで上下が入れ替わる。
  2. (2)誤り。単純梁にモーメント荷重が作用するとせん断力は全長で一定(M/l)なので,曲げモーメントは直線的に変化し,一定(長方形)にはならない。
  3. (3)誤り。上下が逆である。時計回りのMでは,左側の区間の上側が引張りになる。
  4. (4)誤り。曲げモーメントが一定の長方形になることはなく,上下も逆である。
引っかけ:モーメント荷重の点で曲げモーメント図はMだけ跳ぶ。支点では0。回転の向きで上下を判断する。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度 前期(2026年6月14日(日)実施) No.11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する