単純梁の曲げモーメント図(2つの集中荷重)
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度 後期(2025年11月9日(日)実施) No.11の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
図に示す単純梁ABの点C及び点Dにそれぞれ集中荷重Pが作用したときの曲げモーメント図として,正しいものはどれか。
ただし,曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。


解答欄
正解
正解:(1) (1) の図
解き方
- 支点反力を求める。A点まわりのモーメントのつり合いより,RB × l = P × l/2 + P × 3l/4 = 5Pl/4なので,RB = 5P/4,RA = 2P − 5P/4 = 3P/4である。
- C点の曲げモーメントはMC = RA × l/2 = 3Pl/8 = 0.375Pl,D点の曲げモーメントはMD = RB × l/4 = 5Pl/16 = 0.3125Plである。
- 両端は0で,C点が最大,D点はC点よりわずかに小さく,各区間は直線で結ばれる。いずれも下側(引張側)に描くので,(1)の図が正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)正しい。C点で最大(3Pl/8),D点でわずかに小さい値(5Pl/16)となる折れ線である。
- (2)誤り。D点の値が小さすぎる。D点の値はC点の約0.83倍である。
- (3)誤り。CD間が水平になるのは,CD間のせん断力が0の場合(左右対称に荷重が作用する場合など)である。この梁ではCD間のせん断力は−P/4で0ではない。
- (4)誤り。単純梁の両端(ピン・ローラー支点)では曲げモーメントは0であり,上側に値が出ることもない。
引っかけ:集中荷重のみの単純梁では,曲げモーメント図は荷重点で折れる直線になる。せん断力が0の区間だけ水平になる。
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論点ページ:構造力学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度 後期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度 後期(2025年11月9日(日)実施) No.11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する