令和6年度 前期 No.27論点:改修・解体重要度 B配点 1点未着手

内部仕上げの改修工事

これは2級建築施工管理技士 第一次検定 令和6年度 前期(2024年6月9日(日)実施) No.27の問題です。論点は「改修・解体」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

内部仕上げの改修工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。

ただし,除去する資材は,石綿(アスベスト)を含まないものとする。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) モルタル下地の磁器質床タイルの張替え部は,斫りのみを用いて,手作業で存置部分と縁切りをした。

解き方

  1. (1)が最も不適当である。改修標仕 6.2.2(1)(エ)により,床タイルの撤去は,張替え部をダイヤモンドカッター等で縁を切ってから,タイル片を電動ケレン棒,電動はつり器具等により撤去し,周囲を損傷しないように行う。のみによる手作業の斫りで縁を切ると,打撃が存置部分に伝わって浮きやひび割れを生じさせるおそれがあり,縁切りの線もそろわない。
  2. (2)は改修標仕 6.2.2(1)(ア)(b)のとおりで,ビニル床タイル等を除去した後の接着剤は,ディスクサンダー等により新規仕上げの施工に支障のないよう除去する。
  3. (3)のモルタル塗りの浮きの補修には,改修標仕 4.3.11 のアンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法などがある。一部の軽微な浮きであれば,部分注入の工法で補修できる。
  4. (4)の空気圧式のハンドブレーカーは手持式の斫り機械で,大型のブレーカーに比べて発生する振動が小さく(振動規制法施行令別表第二でも,ブレーカーを使用する作業から手持式のものは除かれている),コンクリート壁の斫りに用いられる。なお改修標仕 6.3.2(1)では,壁面の大半を撤去する大規模な撤去は油圧クラッシャ等,開口部等を設ける小規模な撤去はダイヤモンドカッター等によるとしている。

選択肢ごとの解説

  1. (1)不適当。床タイルの張替え部は,ダイヤモンドカッター等で存置部分と縁を切ってから撤去する(改修標仕 6.2.2(1)(エ))。のみによる手作業では存置部分を傷めるおそれがある。
  2. (2)適当。既存床材を除去した後の接着剤は,ディスクサンダー等により除去する(改修標仕 6.2.2(1)(ア)(b))。
  3. (3)適当。モルタルの一部の軽微な浮きは,アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で補修できる(改修標仕 4.3.11)。
  4. (4)適当。手持式の空気圧式ハンドブレーカーは大型のブレーカーに比べて振動が小さく,コンクリート壁の斫りに用いられる。
引っかけ:床タイルの張替えは「ダイヤモンドカッターで縁切り → 電動ケレン棒・電動はつり器具で撤去」。手作業のほうが穏やかに見えるが,のみで叩いて縁を切ると存置部分に衝撃が伝わり,浮きやひび割れの原因になる。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 令和6年度 前期(2024年6月9日(日)実施) No.27。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する