音(音の強さのレベル・残響・透過損失)
これは2級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度 前期(2018年6月10日(日)実施) No.3の問題です。論点は「環境工学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
音に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 単層壁の透過損失は,同じ材料の場合,厚さが厚いものほど小さくなる。
解き方
- 単層壁の透過損失は質量則に従い,壁の面密度(単位面積当たりの質量)が大きいほど大きくなる。同じ材料なら厚いほど面密度が大きいので,透過損失は大きくなる。よって(4)が最も不適当である。
- 点音源では距離が2倍になると音の強さは1/4になり,10log(1/4) ≒ −6dB である。同じ音源2台の合成は1台より約3dB大きいので,1台を止めると約3dB下がる。
- 残響時間はセービンの式 T = 0.161V/A により室容積Vに比例するので,仕上げ(吸音力A)が同じなら容積が大きいほど長い。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。点音源では距離が2倍になると音の強さのレベルは約6dB減少する。
- (2)適当。残響時間は室容積に比例するので,容積が大きいほど長くなる。
- (3)適当。同じ音2つの合成は約3dB増しなので,1台を止めると約3dB減少する。
- (4)適当でない。同じ材料なら厚いほど面密度が増し,透過損失は大きくなる(質量則)。
引っかけ:透過損失は「遮音の大きさ」。重く厚い壁ほど大きい。
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論点ページ:環境工学の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度 前期の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した2級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度 前期(2018年6月10日(日)実施) No.3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する