鉄骨の建入れ直しの施工上の留意事項
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年10月20日(日)実施) 問題3 設問4の問題です。論点は「鉄骨工事」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
鉄骨工事において,建入れ直しを行う場合の施工上の留意事項を2つ,具体的に記述しなさい。
ただし,アンカーボルト及び仮ボルトに関する記述は除くものとする。
ただし,解答はそれぞれ異なる内容の記述とし,材料の保管,作業環境(騒音,振動,気象条件等)及び作業員の安全に関する記述は除くものとする。
解答欄
正解
建入れ直しは建方の各節・各ブロックが終わるごとに行い,高力ボルトの本締めや現場溶接の前に完了させる。
50 字建入れ直しに用いたワイヤロープは,各節・各ブロックの本接合が終わるまで緊張させたままとする。
ターンバックル付きの筋かいを有する構造物では,その筋かいを建入れ直しに用いない。
建方の範囲が広いときは,スパンごとに区切って建入れ直しを行い,順次調整範囲を広げる。
柱の倒れは,一般に管理許容差H/1000以下かつ10mm以下を目標とし,日照による温度の影響が少ない時間帯に測定する。
59 字現場溶接の柱継手は,溶接による収縮やひずみを見込んで建入れを調整し,溶接後に再計測する。
溶融亜鉛めっき部材の建入れ直しでは,ワイヤやジャッキの当たる箇所を養生してめっき面を傷つけない。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 標仕7.10.5(5):本接合に先立ち,鉄骨の建入れ精度を計測し,建入れ直しを行う。建方精度は標仕7.10.2によりJASS 6付則6[鉄骨精度検査基準]付表5[工事現場]による(柱の倒れの管理許容差は一般にH/1000以下かつ10mm以下とされる)。
- 標仕7.12.6(溶融亜鉛めっき鉄骨の建方):建入れ直しに当たり,めっき面に傷がつかないように養生を行う。
- 建入れ直しは各節・各ブロックの建方ごとに行い,広い範囲はスパンごとに区切る,用いたワイヤロープは本接合が終わるまで緊張させておく,ターンバックル付き筋かいで建入れ直しをしない,日照による温度差の影響を避けて測定する,などが一般的な留意点である。
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令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年10月20日(日)実施) 問題3 設問4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する