鉄筋の組立ての施工上の留意事項
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年10月20日(日)実施) 問題3 設問2の問題です。論点は「鉄筋工事」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
鉄筋工事において,鉄筋の組立てを行う場合の施工上の留意事項を2つ,具体的に記述しなさい。
ただし,鉄筋材料,加工及びガス圧接に関する記述は除くものとする。
ただし,解答はそれぞれ異なる内容の記述とし,材料の保管,作業環境(騒音,振動,気象条件等)及び作業員の安全に関する記述は除くものとする。
解答欄
正解
鉄筋相互のあきは,粗骨材の最大寸法の1.25倍,25mm,隣り合う鉄筋の径の平均の1.5倍のうち最大の値以上とする。
58 字鉄筋の交差部と継手部分の要所は径0.8mm以上の鉄線で結束し,打込み時に移動しないよう堅固に組み立てる。
隣り合う重ね継手は同じ位置に集中させず,継手長さの約0.5倍又は1.5倍以上ずらして設ける。
結束線の端部はかぶり部分に残らないよう内側に折り曲げ,かぶりコンクリートの劣化の原因としない。
かぶり厚さを確保するため,スペーサーをスラブで間隔0.9m程度,梁で1.5m程度に配置し,鉄筋を所定の位置に保持する。
59 字組立後のスラブ・梁の鉄筋の上は直接歩かないよう歩み板を置き渡し,鉄筋の位置や間隔の乱れを防ぐ。
型枠に接するスペーサーは,鋼製の場合は防錆処理したものとし,スラブではコンクリート製・鋼製を用いる。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 標仕5.3.3:鉄筋は,継手部分及び交差部の要所を径0.8mm以上の鉄線で結束し,適切な位置にスペーサー,吊金物等を使用して堅固に組み立てる。鋼製のスペーサーは型枠に接する部分に防錆処理を行ったものとする。
- 標仕5.3.5(3)(4):鉄筋組立後のかぶり厚さは最小かぶり厚さ以上とし,鉄筋相互のあきは,粗骨材の最大寸法の1.25倍,25mm,隣り合う鉄筋の径の平均の1.5倍のうち最大のもの以上とする。標仕5.3.6:組立後のスラブ・梁等には歩み板を置き渡し,直接鉄筋の上を歩かない。
- スペーサーの配置(スラブで間隔0.9m程度,梁で1.5m程度)や重ね継手の位置をずらす寸法は,標仕の本文ではなく,一般にいわれる目安である。
同じ論点の過去問
令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年10月20日(日)実施) 問題3 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する