コンクリートを密実に打ち込むための施工上の留意事項
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年10月20日(日)実施) 問題3 設問3の問題です。論点は「コンクリート工事」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
普通コンクリートを用いる工事において,コンクリートを密実に打ち込むための施工上の留意事項を2つ,具体的に記述しなさい。
ただし,コンクリートの調合及び養生に関する記述は除くものとする。
ただし,解答はそれぞれ異なる内容の記述とし,材料の保管,作業環境(騒音,振動,気象条件等)及び作業員の安全に関する記述は除くものとする。
解答欄
正解
棒形振動機は打込み各層ごとに先端が下層に入るよう垂直に挿入し,挿入間隔60cm以下,加振はペーストが浮くまでとする。
58 字コンクリートは打込み位置の近くに落とし込み,横流しをせず,自由落下高さを分離しない範囲に抑える。
柱・壁は型枠の外側から木づちや型枠振動機でたたき,隅々まで充填して豆板や空洞を防ぐ。
振動機を引き抜くときは加振しながら徐々に引き抜き,コンクリートに穴を残さないようにする。
打重ね時間間隔は外気温25℃未満で150分,25℃以上で120分以内を目安とし,コールドジョイントを生じさせない。
57 字梁・スラブは,柱・壁のコンクリートの沈みが落ち着いてから打ち込み,沈みひび割れを防ぐ。
コンクリート配管1系統につき棒形振動機を2台以上配置し,打込み速度に締固めが追いつくようにする。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 標仕6.6.5:締固めは,コンクリート棒形振動機・型枠振動機又は突き棒を用いて行い,配管1系統につき棒形振動機を2台以上配置する。棒形振動機は打込み各層ごとに,その下層に先端が入るようにほぼ垂直に挿入し,挿入間隔は60cm以下,加振はコンクリートの上面にペーストが浮くまでとし,穴を残さないよう加振しながら徐々に引き抜く。
- 標仕6.6.3:自由落下高さ及び水平流動距離は分離しない範囲で定め,柱を通過させるような横流しをしない。梁・スラブは,壁・柱のコンクリートの沈みが落ち着いた後に打ち込む。打重ね時間間隔の限度は先に打ち込まれたコンクリートの再振動可能時間以内とする。
- 打重ね時間間隔の数値(外気温25℃未満で150分,25℃以上で120分)は一般にいわれる目安である。
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令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和元年度(2019年10月20日(日)実施) 問題3 設問3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する