トルシア形高力ボルトの締付けの留意事項
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年10月17日(日)実施) 問題4 設問4の問題です。論点は「鉄骨工事」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・引っかけの指摘が読めます。
鉄骨工事において,トルシア形高力ボルトの締付けに関する施工上の留意事項を2つ,具体的に記述しなさい。
ただし,解答はそれぞれ異なる内容の記述とし,材料(仕様,品質,運搬,保管等),作業環境(騒音,振動,気象条件等)及び作業員の安全に関する記述は除くものとする。
ただし,締付け器具に関する記述は除くものとする。
解答欄
正解
留意事項 1 模範解答
締付けは一次締め,マーキング,本締めの順に行い,一次締めはM20で150N·m程度のトルクとする。
49 字別解
一次締め後にボルト・ナット・座金・母材にマークを施し,本締め後にマークのずれで共回りや軸回りの有無を確認する。
接合部に1mmを超える肌すきがある場合は,フィラープレートを入れて密着させてから締め付ける。
留意事項 2 模範解答
1群のボルトの締付けは群の中央から周辺に向かう順序で行い,本締めはピンテールが破断するまで締め付ける。
51 字別解
摩擦面の浮き錆,油,塗料,じんあい等は組立て前に除去し,所定のすべり係数を確保する。
ナットと座金は表裏を正しく取り付け,締付け後のボルトの余長がねじ1山から6山の範囲となるようにする。
要点(書けていたものにチェック)留意事項 1留意事項 2
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 本締めに先立ち仮ボルトで板を密着させ,ボルトを取り付けた後,一次締め,マーキング,本締めの順に締め付ける(標仕 7.4.7)。一次締めトルクはM16で100N·m,M20・M22で150N·m,M24で200N·m程度。1群のボルトは群の中央から周辺に向かって締め付ける。
- トルシア形高力ボルトの本締めは専用レンチでピンテールが破断するまで締め付ける。締付け後は,ピンテールの破断,マークのずれによる共回り・軸回りの有無,ナット回転量(群の平均回転角度±30°),ボルトの余長(ねじ1山〜6山)を確認する(標仕 7.4.8)。1mmを超える肌すきにはフィラープレートを入れる(標仕 7.4.6)。
引っかけ:締付け器具(専用レンチ・トルクレンチの調整など)に関する記述は除かれている。
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論点ページ:鉄骨工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和3年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年10月17日(日)実施) 問題4 設問4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する