寒中コンクリートの荷卸し時の温度と初期養生
これは1級建築施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年10月20日(日)実施) 問題5 設問7の問題です。論点は「コンクリート工事」(重要度A・解答の形は五肢択一・穴埋め)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
次の1.から8.の各記述において,[ ]に当てはまる最も適当な語句又は数値の組合せを,下の枠内から1つ選びなさい。
7. コンクリート工事において,寒中コンクリートでは,レディーミクストコンクリートの荷卸し時のコンクリート温度は,原則として[a]℃以上20℃未満とし,加熱した材料を用いる場合,セメントを投入する直前のミキサ内の骨材及び水の温度は,40℃以下とする。
打込み後のコンクリートは,初期凍害を受けないよう,必要な保温養生を行う。
初期養生の期間は,コンクリートの圧縮強度が[b]N/mm²が得られるまでとし,この間は,打ち込んだコンクリートのすべての部分が0℃を下回らないようにする。
また,[c]養生中は,コンクリートが乾燥しないように散水等で湿潤養生する。
解答欄
正解
正解:(2) a 10 ― b 5 ― c 加熱
解き方
- 寒中コンクリートの荷卸し時のコンクリート温度は10℃以上20℃未満とし(標仕6.11.3(2)),加熱した材料を練り混ぜる場合は,セメント投入前のミキサー内の骨材及び水の温度を40℃以下とする(同(4))。
- 初期養生は,コンクリートの圧縮強度が5N/mm²以上となるまで行う(標仕6.11.4(2)(ア))。採暖する場合はコンクリートが急激に乾燥しないようにする(標仕6.11.4(1)(エ))ので,加熱養生中は散水等で湿潤養生する。したがって,a 10,b 5,c 加熱 の(2)が正しい。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。散水等で湿潤に保つ必要があるのは,採暖で乾燥しやすい加熱養生中である。
- (2)適当。荷卸し時10℃以上20℃未満,初期養生は5N/mm²まで,加熱養生中は湿潤養生(標仕6.11.3・6.11.4)。
- (3)適当でない。荷卸し時の温度の下限は10℃,初期養生の強度は5N/mm²である。
- (4)適当でない。荷卸し時のコンクリート温度の下限は5℃ではなく10℃である。
- (5)適当でない。aは10,bは5,cは加熱である。
引っかけ:荷卸し時の温度「10℃以上20℃未満」と初期養生の強度「5N/mm²」の数値の組合せを入れ替えないこと。初期養生中の温度は,標仕 6.11.4 では「コンクリートの温度が2℃以下にならない」方法とされている(問題文の0℃は一般的な目安)。
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論点ページ:コンクリート工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第二次検定 令和6年度(2024年10月20日(日)実施) 問題5 設問7。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する