土工事(ヒービング・床付け・法付けオープンカット)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月20日(日)実施) No.22の問題です。論点は「地盤調査・土工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
土工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(1) ヒービングの発生が予測されたため,ウェルポイントで掘削場内外の地下水位を低下させた。
解き方
- (1)が不適当である。ヒービングは,軟弱な粘性土地盤で山留め壁背面の土の重量によって掘削底面が盛り上がる現象である。
- ウェルポイントは砂質土の地下水位を低下させる工法で,ボイリング対策には有効だが,透水性の小さい粘性土のヒービングには効果がない。ヒービング対策は,剛性の高い山留め壁を良質な地盤まで根入れする,背面の地盤をすき取って荷重を減らす,地盤改良を行うなどである。
選択肢ごとの解説
- (1)不適当。ヒービングは粘性土の現象であり,ウェルポイントによる地下水位低下は対策にならない。
- (2)適当。凍結した床付け地盤は良質土と置換する。
- (3)適当。粘性土地盤の法付けオープンカットでは,円弧すべりに対する安定を検討する。
- (4)適当。砂質土の乱した床付け面は,ローラー等で転圧して締め固める(粘性土の場合は良質土に置換する)。
引っかけ:ボイリング(砂質土)とヒービング(粘性土)の対策を混同しない。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.22地盤調査及び土質試験
令和8年度 No.23地下水処理工法(ディープウェル・ウェルポイント)
令和6年度 No.22土質試験
令和5年度 No.22地下水処理工法(ディープウェル・ウェルポイント)
令和4年度 No.22土工事(盤ぶくれ・ヒービング)
論点ページ:地盤調査・土工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年7月20日(日)実施) No.22。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する