土工事(盤ぶくれ・ヒービング)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.22の問題です。論点は「地盤調査・土工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
土工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) ヒービングの発生が予測されたため,ウェルポイントで掘削場内外の地下水位を低下させた。
解き方
- (4)が不適当である。ヒービングは,軟弱な粘性土地盤で,山留め背面の土の重量によって根切り底面が押し上げられる現象であり,地下水位の低下では防止できない。
- 対策は,剛性の高い山留め壁を良質な地盤まで根入れする,地盤改良を行う,掘削場外の地盤をすき取って荷重を減らすなどである。地下水位を下げるウェルポイントは,砂質地盤のボイリング対策である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。盤ぶくれは被圧地下水の揚圧力によるので,ディープウェルで被圧水頭を下げることが有効である。
- (2)適当。モルタル吹付けの法面保護では,背面の水圧を逃がすため水抜き孔を設ける。
- (3)適当。粘性土地盤の法付けオープンカットでは,円弧すべりに対する安定を検討する。
- (4)適当でない。ヒービングは粘性土で生じる現象で,地下水位の低下では防止できない。
引っかけ:ヒービング = 粘性土(重さで底が膨らむ),ボイリング = 砂質土(水の上向き流れ),盤ぶくれ = 被圧水。
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論点ページ:地盤調査・土工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.22。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する