シーリング工事
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.58の問題です。論点は「防水・シーリング」(重要度B・解答の形は五肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
シーリング工事に関する記述として,不適当なものを2つ選べ。
解答欄
正解
正解:(1) ボンドブレーカーは,シリコーン系シーリング材を充填するため,シリコーンコーティングされたテープを用いた。 / (5) シーリング材の充填は,目地の交差部から始め,打継ぎ位置も交差部とした。
2 つとも選んで正解です。
解き方
- ボンドブレーカーはシーリング材と接着しないものとする(標仕 9.7.2)。シリコーンコーティングされたテープはシリコーン系シーリング材と接着してしまうので,シリコーン系にはポリエチレンテープを用いる。よって(1)は不適当である。
- 標仕 9.7.4(4)により,充填は原則として目地の交差部又は角部から始めるが,打継ぎ箇所は交差部及び角部を避けてそぎ継ぎとする。打継ぎ位置を交差部とした(5)は不適当である。
- ポリサルファイド系の後に変成シリコーン系を打ち継ぐことは一般に可能である。丸形バックアップ材は目地幅より20〜30%大きい直径とし,ワーキングジョイントの目地深さは目地幅20mmに対し12mm程度でよい。
選択肢ごとの解説
- (1)不適当。シリコーンコーティングされたテープはシリコーン系シーリング材と接着するので,ポリエチレンテープを用いる。
- (2)適当。先打ちのポリサルファイド系が硬化した後に変成シリコーン系を後打ちする組合せは,一般に打継ぎが可能である。
- (3)適当。丸形のバックアップ材は,一般に目地幅より20〜30%大きい直径のものを用いる。
- (4)適当。ワーキングジョイントの目地深さは,一般に目地幅の1/2〜2/3程度とし,目地幅20mmでは12mmは適当な範囲にある。
- (5)不適当。充填は交差部から始めるが,打継ぎ箇所は交差部や角部を避ける(標仕 9.7.4)。
引っかけ:「打始めは交差部から,打継ぎは交差部を避ける」。シリコーン系のボンドブレーカーはポリエチレンテープ。
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論点ページ:防水・シーリングの要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.58。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する