ネットワーク工程表のフロート
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.46の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
ネットワーク工程表に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 一つの作業でフリーフロート(FF)を使い切ってしまうと,後続作業のトータルフロート(TF)に影響を及ぼす。
解き方
- フリーフロート(FF)は,その作業の中で使い切っても後続作業の最早開始時刻に影響しない余裕時間である。
- したがって,FFを使い切っても後続作業のトータルフロート(TF)は変わらない。後続作業のTFに影響を及ぼすのは,FFを超えてTFの残り(インターフェアリングフロート)まで使った場合である。
- EFT = EST + D,LST = LFT − D であり,FF ≦ TF なのでTFが0ならFFも0となる。よって(4)が不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。最早終了時刻はEFT = EST + Dで求める。
- (2)適当。最遅開始時刻はLST = LFT − Dで求める。
- (3)適当。FFは常にTF以下なので,TFが0の作業(クリティカルパス上の作業)はFFも0である。
- (4)適当でない。FFは使い切っても後続作業に影響しない余裕であり,後続作業のTFには影響を及ぼさない。
引っかけ:「FFは自分だけの余裕,TFは経路全体の余裕」と覚える。FFを超えて使うと後続作業のフロートが減る。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.44工程管理(山均し・工期と工事費)
令和8年度 No.58ネットワーク工程表の用語(フロート)
令和7年度 No.44工程の実施計画(作業能率)
令和7年度 No.58工程計画の立て方と工期
令和6年度 No.44工程の実施計画(タクト・鉄骨建方)
論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.46。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する