鉄骨工事の作業能率(所要工期の算出)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.45の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
一般的な事務所ビルの鉄骨工事において,所要工期算出のために用いる各作業の能率に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) トルシア形高力ボルトの締付け作業能率は,1人1日当たり300本として計画した。
解き方
- 鉄骨工事の工程計画では,一般的な作業能率の目安を用いて所要日数を見積もる。
- 現場溶接は1人1日当たり6mm換算で80m程度,タワークレーンのクライミングは1回当たり1.5日程度,建方用機械の鉄骨建方作業占有率は60%程度が一般的な目安である。
- トルシア形高力ボルトの締付けは,一般に1人1日当たり200本程度とされる。300本は能率を過大に見込んでおり,工期が不足するおそれがあるので,(4)が最も不適当である。
- なお,作業能率は建物の規模・部材の形状・作業条件で変わる目安であり,他の肢の数値も一般的な値として判断した。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。現場溶接は1人1日当たり6mm換算溶接長さで80m程度が一般的な目安である。
- (2)適当。タワークレーンのクライミングは1回当たり1.5日程度で計画するのが一般的である。
- (3)適当。建方用機械は荷揚げ等にも使われるため,鉄骨建方に使える割合(作業占有率)は60%程度で計画する。
- (4)適当でない。トルシア形高力ボルトの締付けは一般に1人1日当たり200本程度で計画する。300本は過大である。
引っかけ:作業能率の数値は「溶接80m(6mm換算)」「ボルト200本」「クライミング1.5日」「占有率60%」をセットで覚える。
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論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年6月11日(日)実施) No.45。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する