コンクリート素地面の塗装工事
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.59の問題です。論点は「塗装工事」(重要度B・解答の形は五肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
コンクリート素地面の塗装工事に関する記述として,不適当なものを2つ選べ。
解答欄
正解
正解:(1) アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りにおいて,気温が20℃であったため,中塗りの工程間隔時間を2時間とした。 / (4) 合成樹脂エマルションペイント塗りにおいて,流動性を上げるため,有機溶剤で希釈して使用した。
2 つとも選んで正解です。
解き方
- アクリル樹脂系非水分散形塗料塗りの工程間隔時間は,一般に,気温20℃で中塗り後3時間以上とされる。2時間では不足する。
- 合成樹脂エマルションペイントは水系塗料であり,希釈は水で行う。有機溶剤で希釈するとエマルションが壊れ,塗膜の不良を生じる。
- よって(1)と(4)が不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)不適当。中塗りの工程間隔時間は,一般に20℃で3時間以上とする。
- (2)適当。下塗りは素地に浸透させて付着性を高めるもので,はけ塗りやローラーブラシ塗りで行う。
- (3)適当。2液形の塗料は硬化反応が進むので,可使時間内に使い終える量だけ調合する。
- (4)不適当。合成樹脂エマルションペイントは水で希釈する。有機溶剤で希釈してはならない。
- (5)適当。気温が5℃以下となるおそれがある場合は,塗装を行わない(標仕 18.1.6(1))。
引っかけ:エマルション(EP・EP-G)は水系,NADは非水分散形(溶剤系)。
同じ論点の過去問
令和8年度 No.35塗装工事(塗付け量・工程間隔・希釈)
令和7年度 No.36塗装工事(施工条件・工程間隔・木材保護塗料)
令和6年度 No.36塗装工事
令和5年度 No.37塗装工事(研磨紙ずり・工程間隔・木材保護塗料)
令和3年度 No.36塗装工事(木材保護塗料・ふっ素樹脂・NAD・EP)
論点ページ:塗装工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.59。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する