鋼材の性質(焼入れ・低降伏点鋼)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.11の問題です。論点は「構造材料」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
鋼材に関する一般的な記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 低降伏点鋼は,モリブデン等の元素を添加することで,強度を低くし延性を高めた鋼材である。
解き方
- (4)が不適当である。低降伏点鋼は,炭素などの合金元素を極力減らした純鉄に近い成分とすることで,降伏点を低くし,延性を高めた鋼材である。
- モリブデンは焼入れ性や高温強度を高める元素であり,添加して強度を低くするものではない。制振ダンパーなどに用いられる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。焼入れは,変態点以上に加熱して急冷する処理で,鋼は硬く強くなるが,もろくなる。
- (2)適当。炭素量が増えると引張強さ・硬さは増加し,伸び・靱性・溶接性は低下する。
- (3)適当。SN材のB種・C種は,炭素当量や溶接割れ感受性組成などの上限を規定し,溶接性を確保した鋼材である。
- (4)適当でない。低降伏点鋼は,合金元素を減らして降伏点を低くし延性を高めたものである。
引っかけ:低降伏点鋼は「添加」ではなく「不純物・合金元素を減らす」。
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論点ページ:構造材料の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和4年度(2022年6月12日(日)実施) No.11。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する