令和3年度 No.60論点:改修・解体重要度 A配点 1点未着手

内装改修の既存床仕上げ材の撤去と下地処理

これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.60の問題です。論点は「改修・解体」(重要度A・解答の形は五肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 5 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

内装改修工事における既存床仕上げ材の撤去及び下地処理に関する記述として,不適当なものを2つ選べ。

ただし,除去する資材は,アスベストを含まないものとする。

解答欄

正解は 2 つあります。選択肢を 2 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) ビニル床シートは,ダイヤモンドカッターで切断し,スクレーパーを用いて撤去した。 / (3) モルタル塗り下地面の既存合成樹脂塗床材の撤去は,下地モルタルを残し,電動斫り器具を用いて下地モルタルの表面から塗床材のみを削り取った。

2 つとも選んで正解です。

解き方

  1. 既存の合成樹脂塗床材を機械的に除去する場合,下地がモルタル塗りであればモルタル下地共に除去し,コンクリート下地であれば表面から3mm程度除去する(公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)6.2.2(1)(イ)(a))。下地モルタルを残して塗床材のみを削り取るとした(3)は不適当である。
  2. ビニル床シートの撤去は,カッター等で切断し,スクレーパー等により他の仕上材に損傷を与えないように行う(同 6.2.2(1)(ア)(a))。ダイヤモンドカッターは下地まで切り込んで損傷させるおそれがあり,ビニル床シートの切断には用いない。よって(1)も不適当である。
  3. 床タイルは目地をダイヤモンドカッター等で縁切りして電動はつり器具等で撤去し,同じ塗床材を塗り重ねる場合は既存面を目荒しして接着性を高める。新規仕上げが合成樹脂塗床の場合の凹凸部は塗床材の製造所が指定する材料で補修し,エポキシ樹脂モルタルはその代表である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)不適当。ビニル床シートはカッター等で切断してスクレーパー等で撤去し,ダイヤモンドカッターは用いない。
  2. (2)適当。床タイルは目地をダイヤモンドカッターで縁切りし,電動はつり器具等で撤去する。
  3. (3)不適当。モルタル塗り下地の塗床材はモルタル下地共に除去する。
  4. (4)適当。塗り重ねる場合は既存面をディスクサンダー等で目荒しし,接着性を高める。
  5. (5)適当。新規が合成樹脂塗床の場合,凹凸部はエポキシ樹脂モルタル等の塗床材製造所の指定材料で補修する。
引っかけ:塗床の除去は「モルタル下地ならモルタルごと,コンクリート下地なら3mm程度」。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和3年度(2021年6月13日(日)実施) No.60。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する