令和2年度 No.9論点:構造力学重要度 A配点 1点未着手

3ヒンジラーメンの支点反力

これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.9の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図に示す3ヒンジラーメン架構のAD間に等分布荷重が,CE間に集中荷重が同時に作用したとき,支点A及びBに生じる水平反力(HA,HB),鉛直反力(VA,VB)の値として,正しいものはどれか。

ただし,反力は右向き及び上向きを「+」,左向き及び下向きを「−」とする。

3ヒンジラーメン架構の図。左の柱AD(高さ4m)、梁DE、右の柱EB(高さ4m)からなり、支点A・Bはピン支点。梁上のCはヒンジで、Dから右へ2mの位置にある。梁のCから右へ2m(Eから左へ2m)の位置に下向きの集中荷重20kNが作用する。左の柱ADには、左側から右向きの等分布荷重20kN/mが柱の全長にわたって作用する。水平寸法はA–C間2m、C–荷重点間2m、荷重点–B間2mで、スパンは計6m。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(3) VA = −20kN

解き方

  1. 等分布荷重の合力は 20kN/m × 4m = 80kN(右向き)で、支点Aから高さ2mの位置に作用する。集中荷重20kNは支点Aから右へ4mの位置に下向きに作用する。
  2. 支点Aまわりのモーメントのつり合いより VB × 6 − 20 × 4 − 80 × 2 = 0 となり、VB = +40kN。鉛直方向のつり合い VA + VB − 20 = 0 より VA = −20kN(下向き)となる。
  3. ヒンジCでは曲げモーメントが0なので、左側部分(A–D–C)のCまわりのモーメントのつり合い(反時計回りを正)は −VA × 2 + HA × 4 + 80 × 2 = 0。VA = −20 を代入して HA = −50kN。水平方向のつり合い HA + HB + 80 = 0 より HB = −30kN となる。
  4. よって正しいのは VA = −20kN の(3)である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)誤り。HA = −50kN(左向き50kN)である。
  2. (2)誤り。HB = −30kN(左向き30kN)である。
  3. (3)正しい。VA = −20kN(下向き20kN)である。
  4. (4)誤り。VB = +40kN(上向き40kN)である。
引っかけ:3ヒンジラーメンは、全体のつり合い3式にヒンジでの M = 0 の条件を加えた4式で、4つの反力を求める。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.9。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する