令和8年度 No.12論点:構造力学重要度 A配点 1点未着手

単純梁(両端張出し)の曲げモーメント図

これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.12の問題です。論点は「構造力学」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

図に示す単純梁の点Cに集中荷重P1が,点Dに集中荷重P2が同時に作用したときの曲げモーメント図として,正しいものはどれか。

ただし,曲げモーメントは材の引張側に描くものとする。

両端が張り出した梁C-A-B-D。左から点C,支点A(ピン),支点B(ローラー),点Dの順に並び,C-A,A-B,B-Dの間隔はいずれも2m(全長6m)。左端Cに下向きの集中荷重P1 = 2kN,右端Dに下向きの集中荷重P2 = 3kNが作用する。
選択肢の曲げモーメント図4つ。いずれも材軸(太線)の上側に描かれている。(1) 左端0から点Aの位置まで緩やかに上がって折れ,点Bの位置で最大となり,右端へ急に下がって0になる(Aの値はBの値の約2/3)。(2) (1)を左右反転した形で,点Aの位置で最大,点Bの位置で折れて右端0。(3) 左端0から点Bの位置まで一直線に上がって最大となり,右端へ下がって0になる三角形(Aの位置に折れ点なし)。(4) 点Aから点Bの間が同じ高さの台形で,両端0。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) (1) の図

解き方

  1. 張出し部分の曲げモーメントは,先端の荷重 × 支点までの距離で求める。支点AではMA = -2kN × 2m = -4kN・m,支点BではMB = -3kN × 2m = -6kN・mで,いずれも梁の上側が引張りとなる。
  2. C・Dの先端ではM = 0で,C〜A,B〜Dは直線的に変化する。A〜B間には荷重がないので,-4kN・mから-6kN・mへ直線で変化する。
  3. したがって,曲げモーメント図は材の上側に描かれ,左端0 → A点4kN・m → B点6kN・m(最大)→ 右端0となる折れ線で,A点で折れ曲がる。これに当たるのは(1)である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)正しい。A点(4kN・m)で折れ,B点(6kN・m)で最大となり,右端で0になる形である。
  2. (2)誤り。A点が最大でB点が小さい形で,荷重の大小が左右逆になっている。
  3. (3)誤り。A点で折れ曲がらない三角形で,A点の値が3kN・mになってしまう。
  4. (4)誤り。A〜B間が一定の値になっているが,MA = -4kN・m,MB = -6kN・mで値が異なる。
引っかけ:張出し梁の支点の曲げモーメントは先端荷重 × 張出し長さ。荷重が大きいD側の支点Bのほうが大きい。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年7月19日(日)実施) No.12。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する