掘削底面の破壊現象(盤ぶくれ・ヒービング等)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.22の問題です。論点は「地盤調査・土工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
土工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) 盤ぶくれとは,掘削底面付近の砂地盤に上向きの水流が生じ,砂が持ち上げられ,掘削底面が破壊される現象をいう。
解き方
- 盤ぶくれは、掘削底面下に粘性土などの難透水層があり、その下の砂層の被圧地下水の水圧が難透水層の上の土の重さより大きくなったときに、掘削底面が持ち上がる現象である。
- (2)の記述は、砂地盤で上向きの水流により砂が持ち上げられて掘削底面が破壊されるボイリングの説明であり、不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。ヒービングは軟弱な粘性土地盤で、山留め壁の背面土がまわり込んで掘削底面が盛り上がる現象である。
- (2)不適当。記述はボイリングの説明であり、盤ぶくれは難透水層下の被圧地下水による掘削底面の持ち上がりである。
- (3)適当。クイックサンドは、上向きの浸透力が砂の水中での有効重量を上回り、砂粒子が浮遊する状態である。
- (4)適当。パイピングは、砂質地盤中にパイプ状の水みちができて砂混じりの水が噴出する現象である。
引っかけ:粘性土=ヒービング、砂質土=ボイリング、難透水層+被圧水=盤ぶくれ。
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論点ページ:地盤調査・土工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和2年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和2年度(2020年10月18日(日)実施) No.22。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する