令和元年度 No.59論点:品質管理重要度 A配点 1点未着手

コンクリート工事の品質管理値

これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.59の問題です。論点は「品質管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

コンクリート工事における品質を確保するための管理値に関する記述として,最も不適当なものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) 普通コンクリートの荷卸し地点における空気量の許容差は,±2.5%とした。

解き方

  1. 普通コンクリートの荷卸し地点における空気量の許容差は±1.5%である(標仕(平成31年版)6.5.3,JIS A 5308)。±2.5%は許容差として大きすぎ,品質を確保する管理値として不適当である。
  2. スランプ8cm以上18cm以下のスランプの許容差は±2.5cmである(標仕 表6.5.1)。柱・梁・壁の断面寸法の許容差の標準値は0〜+20mmであり(標仕 表6.2.3),0〜+15mmはその範囲内のより厳しい管理値である。
  3. 高流動コンクリートのスランプフローの許容差は,出題当時,一般に±7.5cmとされていた。よって(1)が最も不適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当でない。普通コンクリートの空気量の許容差は±1.5%である。
  2. (2)適当。高流動コンクリートの荷卸し地点のスランプフローの許容差は,出題当時一般に±7.5cmとされていた(現行の標仕ではJIS A 5308により,スランプフロー60cmは±10cm)。
  3. (3)適当。スランプ8cm以上18cm以下のスランプの許容差は±2.5cmである。
  4. (4)適当。柱・梁・壁の断面寸法の許容差の標準値(0〜+20mm)の範囲内で,0〜+15mmと定めることは差し支えない。
引っかけ:空気量の許容差は種類によらず±1.5%。スランプの許容差(±2.5cm)と数値を入れ替えた引っかけに注意する。
現行法令との関係:公共建築工事標準仕様書は令和7年版で高流動コンクリートの節(6.16)が設けられ,スランプフローの許容差はJIS A 5308によるとされた(6.16.4)。スランプフロー45・50・55cmの許容差は±7.5cm,60cmは±10cmである(標仕 表6.15.3も同じ値)。(2)の±7.5cmはこれより厳しい管理値で不適当とはいえず,この問題の答えは変わらない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.59。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する