令和元年度 No.56論点:工程管理重要度 A配点 1点未着手

ネットワーク工程表の用語

これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.56の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。

ネットワーク工程表に用いられる用語に関する記述として,最も不適当なものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(1) ディペンデントフロート(DF)は,最遅結合点時刻(LT)からフリーフロート(FF)を減じて得られる。

解き方

  1. ディペンデントフロート(DF)は,トータルフロート(TF)からフリーフロート(FF)を減じて得られる(DF = TF − FF)。後続作業のトータルフロートに影響を与えるフロートである。
  2. (1)は,最遅結合点時刻(LT)という結合点の時刻からフロートを減じるとしており,DFの定義と異なる。主催者の正答は(1)である。
  3. (2)について,最遅開始時刻(LST)は,その作業の後続の結合点の最遅結合点時刻(LT),すなわちその作業の最遅終了時刻(LFT)から作業日数(D)を減じて得られる(LST = LFT − D)。後続の結合点の最早結合点時刻(ET)から作業日数を減じても最遅開始時刻にはならないので,(2)の記述は文字どおりには正確でない。ただし主催者の正答は(1)のみで,(2)を正答に加える訂正は発表されていない。
  4. (3)は最遅結合点時刻の定義どおり,(4)はEFT = EST + Dのとおりで,いずれも適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)最も不適当(主催者の正答)。DFはTFからFFを減じて得られる。LTは結合点の時刻であり,LTからFFを減じてもDFにはならない。
  2. (2)記述どおりでは正確でない。LSTは,後続の結合点の最遅結合点時刻(LT)から作業日数を減じて得られる。ただし主催者の正答には含まれていない。
  3. (3)適当。LTは,工期に影響することなく各結合点が許される最も遅い時刻である。
  4. (4)適当。EFT = EST + Dである。
引っかけ:ET・LT(結合点の時刻)とTF・FF・DF(フロート)を区別する。DF = TF − FF,TF = LFT − EFT,FF = 後続のEST − EFT,LST = LFT − D。時刻からフロートを引く形の(1)が定義の取り違えである。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.56。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する