コンクリートの調合
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.28の問題です。論点は「コンクリート工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・現行の法令・基準との関係が読めます。
コンクリートの調合に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) コンクリートの調合強度を定める際に使用するコンクリートの圧縮強度の標準偏差は,コンクリート工場に実績がない場合,1.5N/mm²とする。
解き方
- 調合強度を定める際の標準偏差は,工場に実績がない場合,一般に2.5N/mm²又は0.1Fm(Fmは調合管理強度)の大きい方の値とする。
- 1.5N/mm²とした(4)が不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。単位水量は185kg/m³以下とし,品質が得られる範囲でできるだけ小さくする(標仕6.3.2)。
- (2)適当。単位セメント量が過小だとワーカビリティーが悪くなり,水密性・耐久性の低下を招きやすい。
- (3)適当。日本建築学会のJASS 5の定義では,調合管理強度は品質基準強度に構造体強度補正値(S値)を加えたものである(標仕6.3.2では設計基準強度に構造体強度補正値を加えた値とする)。
- (4)適当でない。実績がない場合の標準偏差は2.5N/mm²又は0.1Fmの大きい方とする。
現行法令との関係:公共建築工事標準仕様書(平成31年版・令和4年版・令和7年版の6.3.2(ア)(a))は,調合管理強度を「設計基準強度(Fc)に構造体強度補正値(S)を加えた値」としており,品質基準強度という語は用いていない。「品質基準強度に構造体強度補正値を加えたもの」は日本建築学会のJASS 5の定義で,品質基準強度は設計基準強度と耐久設計基準強度の大きいほうの値である。耐久設計基準強度が設計基準強度以下であれば両者は同じ値になる。この記述はJASS 5の定義どおりで適当であり,答えは変わらない。
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→令和元年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 令和元年度(2019年6月9日(日)実施) No.28。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する