平成30年度 No.34論点:防水・シーリング重要度 B配点 1点未着手

合成高分子系ルーフィングシート防水

これは1級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.34の問題です。論点は「防水・シーリング」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。

合成高分子系ルーフィングシート防水に関する記述として,最も不適当なものはどれか。

解答欄

選択肢を 1 つ選んで「採点する」を押してください。

正解

正解:(4) 加硫ゴム系シート防水の出隅角の処理は,シートの張付け前に加硫ゴム系シートで増張りを行った。

解き方

  1. 加硫ゴム系シート防水(接着工法 S-F1 など)の立上り部の出入隅角は,ルーフィングシートの張付けに先立ち,200mm角程度の増張り用シートを張り付けて補強する(標仕 9.4.4(5)(ア)(a))。
  2. この増張り用シートには,一般に,加硫ゴム系シートではなく,複雑な形状になじみやすい非加硫ゴム系シートを用いる(標仕では増張り用シートはルーフィングシートの製造所の指定する製品とされている)。加硫ゴム系シートで増張りするとした(4)が最も不適当である。
  3. 塩化ビニル樹脂系シート防水(S-F2 など)の出入隅角は,ルーフィングシートの施工後に成形役物を張り付ける(標仕 9.4.4(5)(ア)(b))ので,(3)は適当である。

選択肢ごとの解説

  1. (1)適当。加硫ゴム系シートの重ね幅は幅方向・長手方向とも100mm以上とし(標仕 9.4.4(6)(エ)(a)),水上側のシートが水下側のシートの上になるように張り重ねる。
  2. (2)適当。塩化ビニル樹脂系シートの接着剤には,一般にエポキシ樹脂系又はニトリルゴム系を用いる。
  3. (3)適当。塩化ビニル樹脂系シートの出入隅角は,シートの施工後に成形役物を張り付ける(標仕 9.4.4(5)(ア)(b))。
  4. (4)不適当。加硫ゴム系シートの出入隅角の増張りは,シートの張付け前に行い,一般に非加硫ゴム系シートを用いる。
引っかけ:加硫ゴム系は「張付け前に非加硫ゴム系で増張り」,塩ビ系は「張付け後に成形役物」。
現行法令との関係:出題当時の標仕(平成28年版)では,出入隅角の補強は9.4.4(e)(1),シートの重ね幅は9.4.4(f)(4)に定められていた。令和7年版でも内容は同じで,この問題の答えは変わらない。

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出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.34。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する