セメントモルタルによる壁タイル後張り
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.36の問題です。論点は「タイル・石工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘・現行の法令・基準との関係が読めます。
セメントモルタルによる壁タイル後張り工法に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(2) マスク張りでは,張付けモルタルを塗り付けたタイルは,塗り付けてから20分を限度に張り付けた。
解き方
- 標仕(平成28年版)11.2.7(5)により,マスク張りの張付けモルタルの塗置き時間は改良積上げ張りと同じく5分以内とする。
- マスク張りは,ユニット裏面にマスクを用いて張付けモルタルを塗り付けてから張り付けるため,塗置き時間が長いとモルタルが乾いて接着不良となる。20分を限度とした (2) は不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。標仕 表11.1.1により,外壁の伸縮調整目地は垂直方向に3〜4m程度ごと,水平方向は各階ごとの打継ぎ目地の位置に設ける。
- (2)適当でない。マスク張りの張付けモルタルの塗置き時間は5分以内である。
- (3)適当。改良圧着張りの目地詰めは,タイル張付け後24時間以上経過してから行う。
- (4)適当。標仕 11.2.7(6)により,モザイクタイル張りの張付けモルタルは2層に分けて塗り付け,1層目はこて圧をかけて塗る。
引っかけ:塗置き時間:改良積上げ張り・マスク張りは5分以内。張付けモルタルの1回の塗付け面積は,密着張り・モザイクタイル張りは20分以内,改良圧着張りは60分以内に張り終える面積とする。
現行法令との関係:公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版以降,マスク張りはユニット裏面全面に張付けモルタルを塗り付けたのち直ちに張り付けるとされ,塗置き時間「5分以内」の表現はなくなった。また,密着張り・改良圧着張りの「20分以内」「60分以内」の時間の規定もなくなり,張付けモルタルが手に付く状態のまま張り終える範囲(2m²/人以内)とされた。20分を限度とした(2)が不適当であることは変わらない。
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論点ページ:タイル・石工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.36。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する