土工事の地下水処理(盤ぶくれ・ヒービング)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.22の問題です。論点は「地盤調査・土工事」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
土工事に関する記述として,最も不適当なものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) ヒービングの発生が予測されたので,ウェルポイントで掘削場内外の地下水位を低下させた。
解き方
- ヒービングは,軟弱な粘性土地盤で山留め背面の土の重量により根切り底面が押し上げられて膨れ上がる現象であり,地下水位とは直接関係しない。
- 対策は,剛性の高い山留め壁を良質な地盤まで根入れする,地盤改良を行う,掘削場周辺の上載荷重を減らすなどである。ウェルポイントで地下水位を下げる (4) は対策として不適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。盤ぶくれは被圧地下水の揚圧力によるので,ディープウェルで被圧水頭を下げるのは有効である。
- (2)適当。ボイリング対策の排水では,周辺井戸の井戸枯れや圧密沈下の影響を検討したうえでディープウェル工法を用いる。
- (3)適当。凍結した床付け地盤は支持力が期待できないので,凍結部分を取り除き良質土と置換する。
- (4)適当でない。ヒービングは粘性土の現象で,地下水位低下では防げない。
引っかけ:ボイリング・盤ぶくれは「水」の問題(砂質土・被圧水),ヒービングは「土の重さ」の問題(軟弱粘性土)。
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令和6年度 No.22土質試験
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論点ページ:地盤調査・土工事の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成30年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 平成30年度(2018年6月10日(日)実施) No.22。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する