施工速度とコストの関係(グラフ)
これは1級建築施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.53の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
建築工事の施工速度とコストとの一般的な関係を表すグラフとして,最も適当なものはどれか。

解答欄
正解
正解:(3) (3) の図
解き方
- 工事費は,直接費(材料費・労務費など)と間接費(共通仮設費・現場管理費など)に分けて考える。
- 施工速度を上げると工期が短くなり間接費は減るが,速くしすぎると残業や突貫作業,機械・人員の増加で直接費が急に増える。逆に施工速度が遅すぎると工期が延びて間接費がかさむ。
- そのため総コストは,施工速度が遅いときも速すぎるときも高くなり,その中間に最も安くなる速度(経済速度)がある下に凸の曲線になる。よって(3)が最も適当である。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。中ほどの施工速度でコストが最も高くなる形であり,一般的な関係と逆である。
- (2)適当でない。施工速度が遅いほどコストが低くなる形であり,工期の延長による間接費の増加が表されていない。
- (3)適当。遅いと間接費が増え,速すぎると突貫作業で直接費が増えるため,中間に最もコストの低い経済速度がある。
- (4)適当でない。施工速度を上げるほどコストが下がり続ける形であり,突貫作業による直接費の急増が表されていない。
引っかけ:工期とコストの関係も同じで,総工費が最小となる工期を最適工期という。直接費は工期短縮で増え,間接費は工期短縮で減る。
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論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 建設業振興基金が実施した1級建築施工管理技士 第一次検定 平成29年度(2017年6月11日(日)実施) No.53。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する