令和7年度 問題1 設問3論点:ダクトの施工重要度 B未着手

排気チャンバー取付け要領図・冷媒用銅管接合要領図の改善策

これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月16日(日)実施) 問題1 設問3の問題です。論点は「ダクトの施工」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

(1)及び(2)に示す図について、適切でない部分の改善策を解答欄に記述しなさい。

【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

(1) 排気チャンバー取付け要領図(断面)。左側の外壁の開口に外壁ガラリがあり、ガラリの羽根は屋外側が低くなるように傾いている。ガラリの室内側に防鳥網(破線)がある。ガラリの枠と箱形の排気チャンバーは、上下の相フランジでボルト接合され、接合部にシール剤がある。開口の下端(外壁の下枠)は屋外側へ下がる形になっている。排気チャンバーは床面から立ち上げた鋼製の架台の上に載っており、チャンバーの底面は水平で、勾配や排水管は描かれていない。チャンバーの室内側の側面に点検口がある。チャンバーの右側面に円形の排気ダクトが接続され、ダクトは上部スラブからの吊りボルトで吊られている。気流は右から左へ(排気ダクト→チャンバー→ガラリ→屋外)流れる。図中の文字:防鳥網、外壁ガラリ、シール剤、吊りボルト、排気ダクト、排気チャンバー、点検口、相フランジ、床面。
(2) 冷媒用銅管接合要領図。左に、六角部とおねじ部をもつフレア接合用継手がある。右から、冷媒用銅管にスリーブナットを通したものを、矢印のとおり継手へ差し込もうとしている。銅管の端部はまっすぐな管のままで、ラッパ状に広げた加工(フレア加工)はされておらず、管端はスリーブナットの先から突き出ている。図中の文字:スリーブナット、フレア接合用継手、冷媒用銅管。

解答欄

0 / 60 字
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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

(1) 排気チャンバー取付け要領図の改善策 模範解答

排気チャンバーの底部に外壁ガラリ側へ下がる勾配を付け、浸入した雨水がガラリから屋外へ流れ出るようにする。

52 字
別解

排気チャンバーの底部に排水管を設け、ガラリから吹き込んだ雨水がたまらないよう排水できるようにする。

チャンバー底部はガラリの下枠に向けて下り勾配とし、雨水が室内側にたまらず外へ抜ける構造にする。

(2) 冷媒用銅管接合要領図の改善策 模範解答

スリーブナットをフレアナットに替え、銅管の端部をフレアツールでラッパ状にフレア加工してから接続する。

50 字
別解

銅管にフレアナットを通してから管端をフレア加工し、フレア面を継手に密着させてナットを締め付ける。

フレア接合用継手にはフレアナットを使い、銅管の端部はフレアツールで均一にラッパ状に広げて接合する。

要点(書けていたものにチェック)(1) 排気チャンバー取付け要領図の改善策(2) 冷媒用銅管接合要領図の改善策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. (1) 外壁ガラリは雨水の浸入を防ぐ構造とするが、強い風雨のときは雨水が吹き込むことがあるので、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編1.15.2では「雨水が浸入した場合に屋外に水が抜ける構造」とする。図の排気チャンバーは底面が水平で、浸入した雨水がチャンバー内にたまり、さびや室内への漏水の原因になる。チャンバーの底部はガラリ側(屋外側)へ下がる勾配を付けて水が外へ抜けるようにするか、排水管を設けて排水する。
  2. (1) の図で、ガラリの羽根が屋外側に下がっていること、防鳥網、相フランジの接合部のシール剤、点検口、チャンバーの架台は適切である。
  3. (2) フレア接合は、銅管の端部をフレアツールでラッパ状に広げ(フレア加工)、そのフレア面を継手の円すい面にフレアナットで押し付けて密着させる接合方法である。図は銅管の端部がまっすぐのままで、ナットも圧縮継手(食込み継手)用のスリーブナットになっている。フレアナットを先に銅管に通してから管端をフレア加工し、規定のトルクで締め付ける。
  4. 冷媒配管の接合は、公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.4.6(10)では原則としてろう付けとしている。フレア接合は、機器との接続部など取外しが必要な箇所で使われる。
引っかけ:(2) は「スリーブナット」という部品名と、管端が加工されていないことの両方が誤り。改善策には「フレアナットを使う」「管端をフレア加工する」をまとめて書くとよい。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月16日(日)実施) 問題1 設問3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する