令和7年度 問題1 設問2論点:給水・給湯設備重要度 C未着手

受水タンク回り配管要領図の改善策(3箇所)

これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月16日(日)実施) 問題1 設問2の問題です。論点は「給水・給湯設備」(重要度C・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 6 手順・引っかけの指摘が読めます。

下図に示す受水タンク回り配管要領図について、適切でない部分のうち、3箇所の改善策を解答欄の(1)〜(3)に記述しなさい。

【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

受水タンク回り配管要領図(立面)。床面の上の架台に受水タンクが置かれ、タンクの底は中央に向かって下がる勾配になっている。左から給水引込管が入り、床から立ち上げた支持の上で、弁(仕切弁)、ストレーナー(S)、定水位調整弁の順に接続されている(給水引込管の弁から先は一点鎖線)。定水位調整弁の出口側の管は、支持の上を右へ進んでから立ち上がり、タンクの側板の上部を貫通してタンク内の上部で下向きに吐水する。定水位調整弁の上部から出た管(一点鎖線、上向きの矢印)はタンクの上まで立ち上がり、弁・20電磁弁・弁の順に直列に並べ、その上に弁1個のバイパスを設けた部分を経て、タンク内の20ボールタップに接続している。ボールタップはタンク内の上部にあり、下向きに吐水する。ボールタップの吐水口は、オーバーフロー管の入口より低い位置にある。タンク内に、電磁弁を制御する電極棒は描かれていない。タンクの天板にマンホールと通気口がある。通気口には防虫網は描かれていない。タンク内の右上部にオーバーフロー管の入口(下向きの矢印)があり、オーバーフロー管はタンク内を下がってから右の側板を出て、タンクの外を床面まで下がり、床下の排水管(円の中に波線の記号)にそのまま接続している。タンク底部の最も低い所から水抜き管が出て、弁を経て右へ延び、オーバーフロー管に接続している。タンクの右側面の下部からポンプ吸込管が右へ出ている(管の先は破断線で省略、右向きの矢印)。給水管・ポンプ吸込管のタンクとの接続部に、フレキシブルジョイントは描かれていない。水面の記号はタンクの中ほどにある。図中の文字:20電磁弁、マンホール、通気口、受水タンク、20ボールタップ、オーバーフロー管、ポンプ吸込管、定水位調整弁、給水引込管、ストレーナー、水抜き管、床面、排水管。

解答欄

0 / 60 字
0 / 60 字
0 / 60 字

本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

(1) 改善策 模範解答

オーバーフロー管と水抜き管は排水管に直結せず、管端に防虫網を設け、150mm以上の排水口空間をとって間接排水とする。

58 字
別解

ボールタップは、吐水口がオーバーフロー管の入口より上になる位置に移し、所定の吐水口空間を確保する。

タンク内に電磁弁を制御する電極棒(又は電極帯)を設け、リレーユニットを介して水位で電磁弁を開閉させる。

給水管とポンプ吸込管のタンクとの接続部に、地震時の変位を吸収するフレキシブルジョイントを設ける。

(2) 改善策 模範解答

ボールタップは、吐水口がオーバーフロー管の入口より上になる位置に移し、所定の吐水口空間を確保する。

49 字
別解

オーバーフロー管の末端は排水管から150mm以上離して開放し、防虫網を取り付けて間接排水とする。

タンクの通気口には、虫などが入らないよう防虫網を取り付ける。

(3) 改善策 模範解答

タンク内に電磁弁を制御する電極棒を設け、リレーユニットを介して水位により電磁弁を開閉させる。

46 字
別解

給水管とポンプ吸込管のタンクとの接続部には、地震時の変位を吸収するフレキシブルジョイントを設ける。

ポンプ吸込管のタンク接続部の近くに、保守や点検のときに閉止できる仕切弁を設ける。

オーバーフロー管は排水管と縁を切り、管端に防虫網を付けて排水口空間をとった間接排水とする。

ボールタップの浮子の周りに防波板又は防波筒を設け、水面の波立ちで浮子が揺れて給水が乱れないようにする。

要点(書けていたものにチェック)(1) 改善策(2) 改善策(3) 改善策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. 受水タンクは飲料水をためる水槽なので、排水や汚れた水の逆流、虫の侵入を防ぐことが大切である。公共建築設備工事標準図(機械設備工事編)の「受水タンク廻り配管要領」と比べて図の誤りを探す。
  2. オーバーフロー管・水抜き管:図ではオーバーフロー管が床下の排水管にそのまま接続されている。水抜き管を弁を経てオーバーフロー管に接続すること自体は標準図と同じだが、そのオーバーフロー管が排水管に直結しているので、排水管が詰まると汚水がタンクへ逆流するおそれがある。オーバーフロー管(水抜き管を含む)は排水管と直結せず、排水口空間(標準図の注(イ)により150mm以上)をとって間接排水とし、管端には防虫網を設ける。
  3. ボールタップ:図のボールタップの吐水口は、オーバーフロー管の入口より低い位置にある。タンクの水位がオーバーフロー管の入口まで上がると吐水口が水中に沈み、断水などで給水管が負圧になったときにタンクの水を吸い込むおそれがある。給水の吐水口は、オーバーフロー管の入口(あふれ面)より上に所定の吐水口空間をとった位置とする。
  4. 電極棒:図の給水は、定水位調整弁を電磁弁とボールタップで開閉させる方式である。電磁弁は、タンク内の電極棒(又は電極帯)が水位を検知し、リレーユニットを介して開閉する。図には電極棒が無いので、電磁弁を水位で制御できない。標準図の注では、ボールタップによる給水停止位置を電磁弁等による停止位置より高くし、ボールタップを予備として働かせる。
  5. フレキシブルジョイント:標準図では、給水管とポンプ吸込管のタンクとの接続部にフレキシブルジョイントを設け、地震時のタンクと配管の相対変位を吸収する。図にははっきり描かれていないので、改善策として書いてもよい。ポンプ吸込管の仕切弁、ボールタップの防波板又は筒も標準図で設けるもので、通気口は防虫網付きとする(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第5編1.4.2)。
  6. 給水引込管の仕切弁・ストレーナー・定水位調整弁の順序、電磁弁の前後の弁とバイパス、マンホールは標準図どおりで適切である。
引っかけ:「3箇所の改善策」なので、同じ内容を3回書かないこと。ボールタップは「付いているから正しい」と見落としやすいが、吐水口の高さがオーバーフロー管の入口より低い。誤りの指摘だけでなく「どう直すか」を書く。

同じ論点の過去問

令和7年度の前後の問題

2級管工事施工管理技士 第二次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和7年度(2025年11月16日(日)実施) 問題1 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する