令和4年度 問題1 設問2論点:ダクトの施工重要度 B未着手

送風機回りダンパー取付け要領図・屋外機設置要領図の理由又は改善策

これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題1 設問2の問題です。論点は「ダクトの施工」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 4 手順・引っかけの指摘が読めます。

(6)及び(7)に示す図について、適切でない部分の理由又は改善策を記述しなさい。

【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。

(6) 送風機回りダンパー取付け要領図(立面)。床の上のコンクリート基礎に据え付けた片吸込みの遠心送風機(羽根車の回転方向を時計回りの矢印で示す)の吐出し口が上向きにあり、吐出し口の真上に、下から順に、たわみ継手(網掛け)、風量調節ダンパー(羽根を平行四辺形で表示)が取り付けられている。風量調節ダンパーの上で、ダクトの片側が斜めに広がる拡大部となり、その上に寸法の大きい直管ダクトが続いて上方へ延びている(上端は破断線)。図中の文字:風量調節ダンパー、たわみ継手、送風機。
(7) パッケージ形空気調和機屋外機設置要領図。ベランダの断面で、上は上階の床スラブの線、右は上から下まで続く縦の線、下はベランダの床の線、左は建物の外壁と窓(斜線)。パッケージ形空気調和機屋外機(灰色の箱)が、ベランダの床の上の低い架台に置かれ、左側面の吹出し口(台形のガード)は窓・外壁のすぐ近くに向き、背面(右側)も右側の縦の線に近接している。屋外機の周囲に通風のための空間はほとんどない。図中の文字:ベランダ、パッケージ形空気調和機屋外機。

解答欄

0 / 60 字
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本試験は解答用紙の枠に手書きです。書き終えたら「採点する」で模範解答と要点を表示し、書けていた要点にチェックを入れて記録します。

字数は本試験の解答欄に入るおおよその量です。「〜する」「〜を行う」の形で、具体的な数値や方法まで書くと要点が入りやすくなります。

正解

(6) 送風機回りダンパー取付け要領図の理由又は改善策 模範解答

吐出し口直後は気流が偏り調節しにくい。ダンパーは気流の安定した位置に設け、近くでは羽根の軸を送風機の軸と直角にする。

58 字
別解

吐出し口の直後は偏流が大きく風量調節が困難なため、風量調節ダンパーは吐出し口から離し、拡大部の先の直管部に付ける。

やむを得ず吐出し口の近くに設けるときは、ダンパーの羽根の軸を送風機の羽根車の軸と直角になるよう取り付ける。

(7) パッケージ形空気調和機屋外機設置要領図の理由又は改善策 模範解答

吹出し口が壁に近く、吹き出した空気を再び吸い込むショートサーキットで能力が下がるので、周囲に十分な空間をとる。

55 字
別解

屋外機を架台で手すり壁より高い位置に上げるか天吊りとし、吹出し空気がベランダにこもらず外へ抜けるようにする。

吹出し口を開放された側へ向け、吹出し側・吸込み側とも壁や窓から製造者の指定する距離以上離して設置する。

要点(書けていたものにチェック)(6) 送風機回りダンパー取付け要領図の理由又は改善策(7) パッケージ形空気調和機屋外機設置要領図の理由又は改善策
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。

模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。

解き方

  1. (6) 遠心送風機の吐出し口の直後は、羽根車から吹き出した気流がケーシングの片側に偏っていて(偏流)、風速の分布が一様でない。ここに風量調節ダンパーを設けると、羽根の開度と風量の関係が不安定になり、調整が難しく騒音も出やすい。図はたわみ継手のすぐ上にダンパーがあり、その上でダクトが拡大している。ダンパーは吐出し口から離し、拡大部を過ぎて気流が整った直管部に設ける。
  2. 図ではダンパーの羽根が平行四辺形で描かれ、羽根の軸の向きも問われうる。吐出し口の近くに設けるときは、羽根の軸を送風機の羽根車の軸と直角の向きにすると、羽根を絞っても偏流を強めにくい(軸が平行だと、絞ったときに羽根が偏流を片側に押しやって風量が不安定になる)。送風機とダクトの間にたわみ継手を入れていることは適切である。
  3. (7) 空冷式の屋外機は、周囲の空気と熱を交換するので、吹出し側・吸込み側に製造者の指定する空間が必要である。図の屋外機はベランダの床の低い位置に置かれ、吹出し口のすぐ前に窓や外壁、背面にも壁がある。吹き出した空気が壁に当たって吸込み側に戻るショートサーキットが起き、冷房時は凝縮温度が上がって能力が下がり、高圧保護で停止することもある。
  4. 改善策は、吹出し口を開放された側へ向けて前方の空間を確保する、架台で手すり壁より高い位置に上げる又は天吊りにして吹出し空気を外へ逃がす、製造者の指定する離隔をとる、などである。
引っかけ:(6) はたわみ継手の有無ではなく、ダンパーの位置(吐出し口の直後)と羽根の軸の向きが論点。(7) は据付けの固定方法ではなく、屋外機の周囲の空間(ショートサーキット)が論点。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題1 設問2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する