機器の耐震支持・汚水槽の通気・管の切断・たわみ継手・長方形ダクトの継目(○×)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題1 設問1の問題です。論点は「ダクトの施工」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。
次の(1)〜(5)の記述について、適当な場合には○を、適当でない場合には×を記入しなさい。
【問題1】次の設問1〜設問3の答えを解答欄に記述しなさい。
(1) 自立機器で縦横比の大きいパッケージ形空気調和機や制御盤等への頂部支持材の取付けは、原則として、2箇所以上とする。
(2) 汚水槽の通気管は、その他の排水系統の通気立て管を介して大気に開放する。
(3) パイプカッターは、管径が小さい銅管やステンレス鋼管の切断に使用される。
(4) 送風機とダクトを接続するたわみ継手の両端のフランジ間隔は、50mm以下とする。
(5) 長方形ダクトのかどの継目(はぜ)は、ダクトの強度を保つため、原則として、2箇所以上とする。
解答欄
正解
| (1) | ○ |
|---|---|
| (2) | × |
| (3) | ○ |
| (4) | × |
| (5) | ○ |
解き方
- (1) は○。縦横比の大きい自立機器(パッケージ形空気調和機・制御盤など)は、地震時に転倒しやすいので、床へのアンカーボルトの固定に加えて頂部支持材で壁や上部の躯体に固定する。頂部支持材の取付けは、原則として2箇所以上とする(建築設備耐震設計・施工指針)。1箇所だけでは機器が支持点を中心に回転してしまう。
- (2) は×。汚水槽・雑排水槽などの排水槽の通気管は、槽内の臭気や圧力の変動がほかの系統へ伝わらないよう、ほかの排水系統の通気管とはつながず、単独で立ち上げて直接大気に開放する(空気調和・衛生工学会規格SHASE-S206「給排水衛生設備規準」)。
- (3) は○。パイプカッター(チューブカッター)は、管に刃を当てて回しながら切断する工具で、管径が小さい銅管やステンレス鋼管の切断に使う。刃の圧力で管の内側にまくれ(かえり)ができるので、切断後はリーマーなどで取り除く。
- (4) は×。送風機とダクトを接続するたわみ継手(キャンバス継手)は、送風機の振動をダクトに伝えないためのもので、両端のフランジの間隔は一般に150mm以上とする(標準仕様書令和7年版の第3編1.14.12はたわみ継手の材料・構造だけを定め、間隔の数値はない)。50mm以下では振動を吸収できず、送風機の振動がダクトに伝わる。
- (5) は○。長方形ダクトのかどの継目(はぜ)は、ダクトの強度を保つため、原則として2箇所以上とする。ただし、長辺が750mm以下のダクトは1箇所以上としてよい(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第3編1.14.3.4(2))。
引っかけ:(4) は数値の誤り(正しくは150mm以上)。(2) の排水槽の通気管は「単独で大気に開放」が原則で、ほかの通気立て管にまとめない。
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論点ページ:ダクトの施工の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和4年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年11月20日(日)実施) 問題1 設問1。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する