平成29年度 問題4 設問1〜設問4論点:工程管理重要度 A未着手

バーチャート工程表(作業の順序・作業日・累積出来高・着工の遅れ)

これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年11月19日(日)実施) 問題4 設問1〜設問4の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 6 手順・引っかけの指摘が読めます。

次の設問1〜設問4の答えを解答欄に記入しなさい。

【問題4】ある建築物にユニット形空気調和機を設置する空気調和設備工事の作業名、作業日数、工事比率は、以下のとおりである。次の設問1〜設問5の答えを解答欄に記入しなさい。

〔施工条件〕

① 並行作業はしないものとする。

② 工事は最速で完了させるものとする。

③ コンクリート基礎打設後4日は、養生のためすべての作業に着手できない。

④ 土曜日・日曜日は現場の休日とする。ただし、養生は土曜日・日曜日を使用できるものとする。

〔設問1〕図の作業名欄に、空気調和設備工事の作業名を、作業順に並べ替えて記入しなさい。

〔設問2〕バーチャート工程表を完成させなさい。

〔設問3〕予定累積出来高曲線を記入し、各作業の完了日ごとに累積出来高の数字を記入しなさい。

ただし、各作業の出来高は、作業日数内において均等とする。

〔設問4〕この工事の着工が3日遅れた場合、工事完了の遅れは何日となるか記入しなさい。

(解答欄:設問1は作業名欄の4行目〜7行目の作業名、設問2は4行目〜7行目の作業の開始日と終了日、設問3は4行目〜7行目の作業の完了日の累積出来高を答える。)

〔空気調和設備工事の作業〕
作業名作業日数工事比率
準備・墨出し2日10%
空気調和機据付け2日35%
コンクリート基礎打設1日10%
水圧試験2日5%
冷温水配管(空調機廻り)4日20%
保温3日15%
試運転調整1日5%
バーチャート工程表の用紙。左から作業名、工事比率(%)の欄があり、右に1日〜31日の日付の欄と累積比率(%)の目盛り(0〜100、10ごと)がある。日付の上に曜日があり、1日が月曜日で、1月・2火・3水・4木・5金・6土・7日・8月・9火・10水・11木・12金・13土・14日・15月・16火・17水・18木・19金・20土・21日・22月・23火・24水・25木・26金・27土・28日・29月・30火・31水。土曜日・日曜日(6・7、13・14、20・21、27・28日)の列は網掛け。作業名の欄は7行(その下の3行は網掛けで使わない)で、上から「準備・墨出し」(工事比率10、1日・2日にバー)、「コンクリート基礎打設」(工事比率10、3日にバー、続く4日〜7日に養生を示す破線の枠)、「空気調和機据付け」(工事比率35、8日・9日にバー)が記入済みで、4行目〜7行目は空欄。予定累積出来高曲線は、0から2日の終わりの点「10」、3日の終わりの点「20」、そこから7日の終わりまで破線で水平、8日・9日で上がって9日の終わりの点「55」まで記入されている。

解答欄

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金額はカンマなしでも入力できます。

正解

設問1 作業名欄の4行目の作業名冷温水配管(空調機廻り)
設問1 作業名欄の5行目の作業名水圧試験
設問1 作業名欄の6行目の作業名保温
設問1 作業名欄の7行目の作業名試運転調整
設問2 4行目の作業の開始日10 日
設問2 4行目の作業の終了日15 日
設問2 5行目の作業の開始日16 日
設問2 5行目の作業の終了日17 日
設問2 6行目の作業の開始日18 日
設問2 6行目の作業の終了日22 日
設問2 7行目の作業の開始日23 日
設問2 7行目の作業の終了日23 日
設問3 4行目の作業の完了日の累積出来高75 %
設問3 5行目の作業の完了日の累積出来高80 %
設問3 6行目の作業の完了日の累積出来高95 %
設問3 7行目の作業の完了日の累積出来高100 %
設問4 着工が3日遅れた場合の工事完了の遅れ7 日

解き方

  1. 作業の順序(設問1):準備・墨出し → コンクリート基礎打設 →(養生4日)→ 空気調和機据付け → 冷温水配管(空調機廻り)→ 水圧試験 → 保温 → 試運転調整とする。配管は空気調和機を据え付けてから接続し、水圧試験は保温の前に行い(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.9.1)、試運転調整は全ての作業の後に行う。図の1行目〜3行目はこの順で記入されている。
  2. 1日は月曜日で、土曜日・日曜日は6・7、13・14、20・21、27・28日である。準備・墨出し1・2日(月・火)、コンクリート基礎打設3日(水)。養生は打設後4日の4〜7日(木〜日)で、土日も養生に使える。空気調和機据付け8・9日(月・火)。ここまでは図に記入済みである。
  3. 設問2:冷温水配管(4日)は10・11・12日(水〜金)と、土日をはさんで15日(月)。水圧試験(2日)は16・17日(火・水)。保温(3日)は18・19日(木・金)と22日(月)。試運転調整(1日)は23日(火)。工事は23日に完了する。
  4. 設問3:累積出来高は、準備・墨出し完了の2日に10%、コンクリート基礎打設完了の3日に10+10=20%、空気調和機据付け完了の9日に20+35=55%、冷温水配管完了の15日に55+20=75%、水圧試験完了の17日に75+5=80%、保温完了の22日に80+15=95%、試運転調整完了の23日に95+5=100%となる。各作業の出来高は作業日数内で均等なので、曲線は作業日ごとに一定の割合で上がり、休日と養生期間は水平になる。
  5. 設問4:着工が3日遅れると、着工日はもとの1日(月)の3日後の4日(木)になる。準備・墨出しは4・5日(木・金)、コンクリート基礎打設は8日(月)、養生は9〜12日(火〜金)、空気調和機据付けは15・16日(月・火)、冷温水配管は17・18・19日と22日、水圧試験は23・24日、保温は25・26日と29日、試運転調整は30日(火)となる。工事完了は30日で、もとの23日より30−23=7日遅れる。
  6. 全ての作業の日割りを日ごとに求めて確かめた(もとの工程は23日完了、着工が3日遅れると30日完了)。
引っかけ:着工の遅れは3日でも、土日の位置がずれるので完了の遅れは3日にならない。「3日に着工する」と読み違えると、着工は2日遅れ(3日の水曜日)になり、完了は25日で遅れは2日と誤った答えになる。養生は土日も数えるが、作業は土日に行わない。もとの工程では養生が土日と重なっていたが、遅れると養生が平日に入り、作業日がそのぶん後ろにずれる。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年11月19日(日)実施) 問題4 設問1〜設問4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する