バーチャート工程表(作業順・予定累積出来高曲線・バナナ曲線・ガントチャート)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年11月20日(日)実施) 問題4の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。
ある建築物の給排水衛生設備工事の作業名、作業日数、工事比率は、以下のとおりである。次の設問1〜設問5の答えを解答欄に記入しなさい。
[施工条件]
① 並行作業はしないものとする。
② 工事は最速で完了させるものとする。
③ 土曜・日曜日は現場の休日とする。
〔設問1〕図-1の作業名欄に、給排水衛生設備工事の作業名を、作業順に並べ替えて記入しなさい。
〔設問2〕バーチャート工程表を完成させなさい。
〔設問3〕予定累積出来高曲線を記入し、各作業の完了日ごとに累積出来高の数字を記入しなさい。
ただし、各作業の出来高は、作業日数内において均等とする。
〔設問4〕全体工事を出来高累計曲線で管理する曲線式工程表では、許容される範囲において、最も早く施工が完了したときの限界を上方許容限界曲線、最も遅く施工が完了したときの限界を下方許容限界曲線というが、この両曲線を、上下の曲線に挟まれた部分の形状から何と呼ぶか記入しなさい。
〔設問5〕図-2に示すような各作業の完了時点を100%として横軸にその達成度をとり、現在の進行状態を棒グラフで示す工程表の名称を記入しなさい。
(設問2・設問3は、図-1に記入するバーの開始日・終了日と、各作業の完了日の累積出来高の数字を答える。)
| 作業名 | 作業日数 | 工事比率 |
|---|---|---|
| 準備 | 2日 | 5% |
| 墨出し | 3日 | 5% |
| 器具取付け | 3日 | 15% |
| 器具の調整 | 2日 | 5% |
| 試験(水圧・満水) | 2日 | 10% |
| 配管 | 5日 | 40% |
| 保温 | 3日 | 20% |


解答欄
正解
| 設問1 作業名欄の3行目の作業名 | 配管 |
|---|---|
| 設問1 作業名欄の4行目の作業名 | 試験(水圧・満水) |
| 設問1 作業名欄の5行目の作業名 | 保温 |
| 設問2 3行目の作業の開始日(図-1の日付) | 8 日 |
| 設問2 3行目の作業の終了日(図-1の日付) | 12 日 |
| 設問2 4行目の作業の開始日(図-1の日付) | 15 日 |
| 設問2 4行目の作業の終了日(図-1の日付) | 16 日 |
| 設問2 5行目の作業の開始日(図-1の日付) | 17 日 |
| 設問2 5行目の作業の終了日(図-1の日付) | 19 日 |
| 設問2 器具取付けの開始日(図-1の日付) | 22 日 |
| 設問2 器具取付けの終了日(図-1の日付) | 24 日 |
| 設問2 器具の調整の開始日(図-1の日付) | 25 日 |
| 設問2 器具の調整の終了日(図-1の日付) | 26 日 |
| 設問3 3行目の作業の完了日の累積出来高 | 50 % |
| 設問3 4行目の作業の完了日の累積出来高 | 60 % |
| 設問3 5行目の作業の完了日の累積出来高 | 80 % |
| 設問3 器具取付けの完了日の累積出来高 | 95 % |
| 設問3 器具の調整の完了日の累積出来高 | 100 % |
| 設問4 上方許容限界曲線と下方許容限界曲線の呼び名 | バナナ曲線(バナナ形曲線・バナナカーブ・バナナ曲線(バナナ形曲線) も正解) |
| 設問5 図-2のような工程表の名称 | ガントチャート(ガントチャート工程表・ガントチャート(横線式工程表) も正解) |
解き方
- 設問1:給排水衛生設備工事は、準備 → 墨出し → 配管 → 試験(水圧・満水) → 保温 → 器具取付け → 器具の調整の順に行う。水圧試験・満水試験は、配管の接合部の漏れを目で確かめられるよう保温の前に行う。図-1では準備・墨出しが1・2行目、器具取付け・器具の調整が6・7行目に書かれているので、空欄の3〜5行目は配管、試験(水圧・満水)、保温となる。
- 設問2:並行作業はせず、土曜・日曜日は休むので、各作業を平日に順に並べる。1日は月曜日である。準備1〜2日、墨出し3〜5日(6・7日は土日)、配管5日間は8〜12日、試験2日間は15〜16日(13・14日は土日)、保温3日間は17〜19日、器具取付け3日間は22〜24日(20・21日は土日)、器具の調整2日間は25〜26日となる。全体の工事は26日に完了する。
- 設問3:累積出来高は工事比率を順に足す。準備5%、墨出し5+5=10%、配管10+40=50%(12日)、試験50+10=60%(16日)、保温60+20=80%(19日)、器具取付け80+15=95%(24日)、器具の調整95+5=100%(26日)。各作業の出来高は作業日数内で均等なので、作業中は直線で結び、土日は出来高が増えないので水平に引く。
- 設問4:上方許容限界曲線と下方許容限界曲線に挟まれた部分は、両端がすぼまり中央がふくらんだバナナのような形になるので、バナナ曲線(バナナ形曲線)と呼ぶ。実施の累積出来高曲線がこの範囲内にあれば、工程はおおむね許容範囲にあると判断する。
- 設問5:各作業の完了時点を100%として横軸に達成度をとり、現在の進み具合を横棒で示す工程表はガントチャートである。各作業の進み具合は分かりやすいが、各作業の所要日数や作業の前後関係、工期への影響は分かりにくい。
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平成28年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年11月20日(日)実施) 問題4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する