パッケージ形空気調和機のドレン配管の施工上の留意事項(4つ)
これは2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年11月20日(日)実施) 問題2の問題です。論点は「配管の施工」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。
パッケージ形空気調和機におけるドレン配管の施工上の留意事項を、4つ解答欄に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
ただし、管材の選定、管の切断、工程管理及び安全管理に関する事項は除く。
解答欄
正解
横走りのドレン管は1/100以上の下り勾配をとり、途中で立ち上げたり逆勾配にしたりしない。
45 字ドレン管は吊り間隔を適切にとって支持し、たわみによる逆勾配や水たまりができないようにする。
ドレン管の横引きはできるだけ短くし、勾配がとれる経路を事前に天井内の納まりで確認する。
ドレンパンが負圧になる機器のドレン管には、送風機の全静圧以上の封水深をもつ空調機用トラップを設ける。
50 字機内が負圧の機器はドレンが排出されず空気を吸い込むので、全静圧以上の落差をとったトラップを設ける。
トラップには掃除口を設け、封水が切れないよう機器の近くに取り付ける。
ドレン管は雑排水管に直結せず、排水口空間をとって水受け容器(ホッパー等)に開口する間接排水とする。
49 字排水管が詰まったとき汚水が機器に逆流しないよう、管径の2倍以上の排水口空間をとって間接排水とする。
屋上の屋外機以外のドレン管は、ルーフドレンや雨水管に直結せず、排水口空間をとって開口する。
屋内のドレン管は、管の表面で結露して天井を汚さないよう、保温材で防露のための保温を行う。
44 字ドレンアップ方式の場合は、立上げ高さを製造者の許容値以内とし、立上げ後すぐに下り勾配をとる。
配管完了後、ドレンパンに注水して通水試験を行い、排水の状態と接続部の漏れがないことを確かめる。
複数台のドレン管を集合する場合は、集合管の管径を大きくし、各機器のドレン管は集合管の上部から接続する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- パッケージ形空気調和機のドレン管は、冷房時に室内機の熱交換器で生じた凝縮水を排出する管である。重力で流すので、勾配・トラップ・排水先・防露が施工の要点になる。ただし書きで、管材の選定、管の切断、工程管理及び安全管理は除かれている。
- 勾配:ドレン管の勾配は原則として1/100以上とする(公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)第2編2.6.1(4))。途中に立上りやたわみがあると水がたまり、排水不良や漏水の原因になる。
- トラップ:機内が負圧になる空気調和機のドレン管には、送風機の全静圧以上の落差(封水深)をとった空調機用トラップを設ける(同第2編2.4.8(6))。封水が足りないと、空気を吸い込んでドレンが排出されず、ドレンパンからあふれる。
- 排水先:空気調和用機器からの排水は間接排水とし、排水管径の2倍以上の排水口空間をとって開口する(同第2編2.4.8(2)(ウ)・(3))。
- その他:ドレン管は低温の凝縮水が流れて表面が結露するので、屋内では保温を行う(同第2編3.1.4・3.1.5)。ドレンポンプで立ち上げる場合は製造者の許容揚程以内とし、立ち上げた直後から下り勾配をとる。施工後は通水試験を行う(同第2編2.9.4(1))。
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平成28年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した2級管工事施工管理技士 第二次検定 平成28年度(2016年11月20日(日)実施) 問題2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する