令和3年度 問題4 設問1・設問2・設問4・設問5論点:工程管理重要度 A未着手

ネットワーク工程表(クリティカルパス・遅延後の工期・短縮パターン・サブクリティカルパス)

これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年12月5日(日)実施) 問題4 設問1・設問2・設問4・設問5の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 6 手順・引っかけの指摘が読めます。

下図に示すネットワーク工程表において、設問1、設問2、設問4及び設問5の答えを解答欄に記述しなさい。

【問題4】下図に示すネットワーク工程表において、設問1〜設問5の答えを解答欄に記述しなさい。

ただし、図中のイベント間のA〜Iは作業内容、日数は作業日数を表す。

〔設問1〕イベント番号を矢印(ダミーは破線矢印)でつなぐ形式で、クリティカルパスの経路を答えなさい。

〔設問2〕工事着手から3日後に工程を再検討したところ、作業内容Bの完了が4日遅れることが判明した。その他の作業内容(A、C〜I)は予定どおりの作業日数で進行するものとして、作業内容Bの完了が4日遅れる場合の所要工期を答えなさい。

〔設問4〕作業内容Bの完了が4日遅れる場合において、当初の工期で完成させる短縮パターンのうち、作業日数を短縮する作業内容の数が最少となる短縮パターンを、作業日数を短縮する作業内容(A〜I)と短縮する日数の組合せを列挙する形式で答えなさい。作業日数を短縮する作業内容の数が最少となる短縮パターンが複数ある場合は、そのすべてのパターンを答えなさい。

ただし、短縮できる作業日数は、当初の作業日数の30%以内で整数とし、工事着手から3日後の時点で施工中の作業内容は短縮できないものとする。

〔設問5〕工期の短縮において、クリティカルパス以外のパスに短縮の必要が生じた場合、そのパスのことを何と呼ぶか記述しなさい。

ネットワーク工程表。イベント①〜⑧。①→② B 4日、②→④ C 4日、①→③ A 9日、③⇢④ ダミー(破線矢印、上向き)、④→⑤ F 8日、④→⑥ E 6日、⑤⇢⑥ ダミー(破線矢印、下向き)、⑤→⑧ H 11日、⑥→⑦ G 6日、③→⑦ D 12日、⑦→⑧ I 4日。

解答欄

日

語句や数値を入力して「採点する」を押してください。主な言い換えは正解にしていますが、判定が合わないときは正解と見比べてください。

正解

設問1 クリティカルパスの経路①→③⇢④→⑤→⑧(1→3⇢4→5→8・①→③--→④→⑤→⑧・①→③→④→⑤→⑧・1→3→4→5→8 も正解)
設問2 作業内容Bの完了が4日遅れる場合の所要工期31 日
設問4 短縮パターン(その1)C1日・F2日(F2日・C1日・作業Cを1日・作業Fを2日・作業Fを2日・作業Cを1日・C1・F2・(C、1日)(F、2日)・Cを1日、Fを2日短縮 も正解)
設問4 短縮パターン(その2)F2日・H1日(H1日・F2日・作業Fを2日・作業Hを1日・作業Hを1日・作業Fを2日・F2・H1・(F、2日)(H、1日)・Fを2日、Hを1日短縮 も正解)
設問5 短縮の必要が生じたクリティカルパス以外のパスの呼び名サブクリティカルパス(準クリティカルパス・サブクリティカル・パス・準クリティカル・パス も正解)

解き方

  1. 当初の最早時刻(日):①=0、②=B4=4、③=A9=9、④=max(②+C4, ③+0)=max(8, 9)=9、⑤=④+F8=17、⑥=max(④+E6, ⑤+0)=max(15, 17)=17、⑦=max(⑥+G6, ③+D12)=max(23, 21)=23、⑧=max(⑤+H11, ⑦+I4)=max(28, 27)=28。
  2. 最遅完了時刻を後ろから求めると、①・③・④・⑤・⑧で最早と最遅が一致し、A・ダミー③⇢④・F・Hの経路の余裕が0になる。クリティカルパスは ①→③⇢④→⑤→⑧ で、工期は9+8+11=28日。
  3. 設問2:作業Bの完了が4日遅れると、Bの完了は8日目になる。②=8、③=9、④=max(8+4, 9)=12、⑤=12+8=20、⑥=max(12+6, 20)=20、⑦=max(20+6, 9+12)=26、⑧=max(20+11, 26+4)=31。所要工期は31日(3日の遅れ)。
  4. 設問4:短縮できる日数の上限(当初の30%以内の整数)は、C 4×0.3=1.2→1日、F 8×0.3=2.4→2日、H 11×0.3=3.3→3日、G・I・Eは1日、Dは3日。A・Bは3日後の時点で施工中なので短縮できない。遅延後に28日を超えるのはB→C→F→H(31日、3日短縮が必要)とB→C→F⇢G→I(30日、2日短縮が必要)。両方に含まれるのはCとFだが、Cは1日・Fは2日までしか短縮できないので、1つの作業だけでは31日の経路を3日短縮できない。2つの作業では、C1日+F2日(31日の経路は28日、30日の経路は27日)と、F2日+H1日(31日の経路は28日、30日の経路は28日)の2通りで工期が28日になる。
  5. 全組合せを計算すると、短縮する作業が1つで28日以内になるものはなく、2つのものはC1日・F2日とF2日・H1日(Hを2日・3日短縮するものも28日になるが、Hの短縮は1日で足りる)だけである。解答欄はパターンを1つずつ書けばよく、順番は問わない。
  6. 設問5:クリティカルパスに次いで余裕の少ない経路で、工期を短縮するとクリティカルパスと同じように短縮が必要になる経路をサブクリティカルパス(準クリティカルパス)という。この問題では、F2日+H1日の短縮のときのB→C→F⇢G→Iの経路などがこれに当たる。
引っかけ:作業Bは当初クリティカルパスではない(余裕1日)が、4日遅れると工期は3日延びる。3日後の時点で施工中の作業はAとBの2つで、どちらも短縮できない。Cだけ・Fだけの短縮では、上限日数が足りない。

同じ論点の過去問

令和3年度の前後の問題

1級管工事施工管理技士 第二次検定 過去問一覧(回別・論点別)

出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和3年度(2021年12月5日(日)実施) 問題4 設問1・設問2・設問4・設問5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する