令和4年度 問題4 設問1〜設問4論点:工程管理重要度 A未着手

ネットワーク工程表(クリティカルパス・工期の延長・短縮する作業)

これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年12月4日(日)実施) 問題4 設問1〜設問4の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 7 手順・引っかけの指摘が読めます。

下図に示すネットワーク工程表において、設問1〜設問4の答えを解答欄に記述しなさい。

【問題4】下図に示すネットワーク工程表において、次の設問1〜設問5の答えを解答欄に記述しなさい。ただし、図中のイベント間のA〜Jは作業内容、日数は作業日数を表す。

〔設問1〕イベント番号を矢印(ダミーは破線矢印)でつなぐ形式で、クリティカルパスの経路を答えなさい。

〔設問2〕工事着手から4日目の作業終了後に進行状況をチェックしたところ、作業Aは1日、作業Bは2日、作業Cは3日遅れていた。また、作業Fは更に1日必要なことが判明した。その他の作業日数に変更はないものとして、当初の工期より何日延長になるか答えなさい。

〔設問3〕設問2での工期延長の場合、イベント数の最も少ないクリティカルパスの経路を設問1と同じ形式で答えなさい。

〔設問4〕工事着手から30日の工期で完成させるためには、設問2で進行状況をチェックした時点において遅延又は遅延予定された作業(A、B、C、F)のうち、どの作業を何日短縮する必要があるか答えなさい。

ネットワーク工程表。イベント①〜⑨。①→⑥ C 13日、①→② B 6日、①→③ A 5日、②⇢③ ダミー(破線矢印、②から③へ)、②→⑤ E 8日、③→④ D 6日、④⇢⑤ ダミー(④から⑤へ)、⑤⇢⑥ ダミー(⑤から⑥へ)、⑥→⑦ H 7日、⑤→⑦ G 6日、④→⑧ F 8日、⑦⇢⑧ ダミー(⑦から⑧へ)、⑦→⑨ I 7日、⑧→⑨ J 8日。

解答欄

日

語句や数値を入力して「採点する」を押してください。主な言い換えは正解にしていますが、判定が合わないときは正解と見比べてください。

正解

設問1 クリティカルパスの経路①→②→⑤⇢⑥→⑦⇢⑧→⑨(1→2→5⇢6→7⇢8→9・①→②→⑤--→⑥→⑦--→⑧→⑨・①→②→⑤→⑥→⑦→⑧→⑨・1→2→5→6→7→8→9 も正解)
設問2 当初の工期からの延長日数2 日
設問3 イベント数の最も少ないクリティカルパスの経路①→⑥→⑦⇢⑧→⑨(1→6→7⇢8→9・①→⑥→⑦--→⑧→⑨・①→⑥→⑦→⑧→⑨・1→6→7→8→9 も正解)
設問4 短縮する作業と日数作業Bを1日、作業Cを1日短縮する(Bを1日、Cを1日・B1日、C1日・作業B 1日・作業C 1日・BとCをそれぞれ1日短縮 も正解)

解き方

  1. 当初の最早時刻:②=B6=6、③=max(②+0, A5)=6、④=6+D6=12、⑤=max(②+E8, ④+0)=max(14, 12)=14、⑥=max(C13, ⑤+0)=14、⑦=max(⑥+H7, ⑤+G6)=max(21, 20)=21、⑧=max(④+F8, ⑦+0)=max(20, 21)=21、⑨=max(⑦+I7, ⑧+J8)=max(28, 29)=29。
  2. 最遅時刻を後ろから求めると、最早と最遅が一致する経路は ①→②→⑤⇢⑥→⑦⇢⑧→⑨(B・E・H・Jとダミー2本)で、これがクリティカルパス。所要日数は6+8+7+8=29日。
  3. 設問2:4日目終了時点の遅れは、各作業の完了がその日数だけ遅れるものとして作業日数に加える。A=5+1=6日、B=6+2=8日、C=13+3=16日、F=8+1=9日。
  4. 変更後の最早時刻:②=8、③=max(8, 6)=8、④=8+6=14、⑤=max(8+8, 14)=16、⑥=max(16, 16)=16、⑦=max(16+7, 16+6)=23、⑧=max(14+9, 23)=23、⑨=max(23+7, 23+8)=31。工期は31日で、当初の29日より31−29=2日延長になる。
  5. 設問3:変更後のクリティカルパスは ①→⑥→⑦⇢⑧→⑨(C・H・J)、①→②⇢③→④→⑧→⑨(B・D・F・J)、①→②→⑤⇢⑥→⑦⇢⑧→⑨(B・E・H・J)の3本で、いずれも31日。イベント数が最も少ないのは ①→⑥→⑦⇢⑧→⑨(5個)。
  6. 設問4:工期を31日から30日にするには、3本のクリティカルパスをすべて1日短縮する必要がある。A・B・C・Fのうち、Bは2本(B・D・F・JとB・E・H・J)に、CはC・H・Jに含まれる。Bを1日、Cを1日短縮すれば3本とも30日になる(Aは③の最早時刻がB経由の8日で決まるため短縮しても効果がない)。B1日とF1日ではC・H・Jが31日のまま、C1日だけでは他の2本が31日のままである。
  7. 計算は各イベントの最早・最遅時刻をすべて求めて確かめた(当初29日、設問2は31日、B・Cを各1日短縮すると30日)。
引っかけ:設問2の「遅れていた」は、その作業の完了がその日数だけ遅れる(作業日数が増える)こととして扱う。設問3はクリティカルパスが3本に増えるので、イベント数の最も少ない経路を選ぶ。設問4はBとCの2つの作業を短縮する必要があり、1つの作業だけでは30日にならない。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和4年度(2022年12月4日(日)実施) 問題4 設問1〜設問4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する