令和5年度 問題4 設問1〜設問4論点:工程管理重要度 A未着手

ネットワーク工程表(クリティカルパス・工期の延長・最遅完了時刻・トータルフロート)

これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年12月3日(日)実施) 問題4 設問1〜設問4の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 7 手順・引っかけの指摘が読めます。

下図に示すネットワーク工程表において、次の設問1〜設問4の答えを解答欄に記述しなさい。

【問題4】下図に示すネットワーク工程表において、次の設問1〜設問5の答えを解答欄に記述しなさい。

ただし、図中のイベント間のA〜Jは作業内容、日数は作業日数を表す。

〔設問1〕イベント番号を矢印(ダミーは破線矢印)でつなぐ形式で、クリティカルパスの経路を答えなさい。

〔設問2〕工事着手から3日目の作業終了後に進行状況を確認したところ、作業Bはまだ作業に着手しておらず、翌日からの開始予定となっていた。また、作業F及び作業Gは更に2日ずつ作業日数が必要なことも判明した。その他の作業日数に変更はないものとして、当初の工期より何日延長になるか答えなさい。

〔設問3〕設問2での工期延長の場合、作業C及び作業Eの最遅完了時刻は、それぞれ何日か答えなさい。

〔設問4〕設問2での工期を30日としてよい場合、作業D及び作業Jのトータルフロートは、それぞれ何日か答えなさい。

ネットワーク工程表。イベント①〜⑨。①→② A 5日、①→③ B 3日、②⇢③ ダミー(破線矢印)、①→⑥ C 10日、②→⑤ D 4日、③→④ E 6日、④⇢⑤ ダミー、④⇢⑥ ダミー、⑤→⑨ F 13日、④→⑧ G 7日、⑥→⑦ H 8日、⑦⇢⑧ ダミー、⑧→⑨ I 7日、⑦→⑨ J 6日。

解答欄

日
日
日
日
日

語句や数値を入力して「採点する」を押してください。主な言い換えは正解にしていますが、判定が合わないときは正解と見比べてください。

正解

設問1 クリティカルパスの経路①→②⇢③→④⇢⑥→⑦⇢⑧→⑨(1→2⇢3→4⇢6→7⇢8→9・①→②--→③→④--→⑥→⑦--→⑧→⑨・①→②→③→④→⑥→⑦→⑧→⑨・1→2→3→4→6→7→8→9 も正解)
設問2 当初の工期からの延長日数2 日
設問3 作業Cの最遅完了時刻13 日
設問3 作業Eの最遅完了時刻12 日
設問4 作業Dのトータルフロート6 日
設問4 作業Jのトータルフロート4 日

解き方

  1. 最早開始時刻(イベントの最早時刻)を前から求める。②=5、③=max(②5+ダミー0, ①0+B3)=5、④=5+E6=11、⑤=max(②5+D4, ④11+0)=11、⑥=max(①0+C10, ④11+0)=11、⑦=11+H8=19、⑧=max(④11+G7, ⑦19+0)=19、⑨=max(⑤11+F13, ⑧19+I7, ⑦19+J6)=max(24, 26, 25)=26。当初の工期は26日。
  2. 最遅完了時刻を後ろから求めると、⑨26、⑧19、⑦19、⑥11、⑤13、④11、③5、②5、①0。最早と最遅が一致するイベントをたどる経路 ①→②⇢③→④⇢⑥→⑦⇢⑧→⑨(A・E・H・Iとダミー3本)がクリティカルパスで、5+6+8+7=26日。
  3. 設問2:3日目の作業終了後に作業Bは未着手で4日目から開始するので、Bの完了は3+3=6日目になる。作業Aは予定どおり5日目に完了している。Fは13+2=15日、Gは7+2=9日になる。
  4. 設問2の最早時刻:②=5、③=max(5, 6)=6、④=6+6=12、⑤=max(5+4, 12)=12、⑥=max(10, 12)=12、⑦=12+8=20、⑧=max(12+9, 20)=21、⑨=max(12+15, 21+7, 20+6)=max(27, 28, 26)=28。工期は28日で、当初の26日より28−26=2日延長になる(クリティカルパスは ①→③→④→⑧→⑨)。
  5. 設問3:工期28日で最遅完了時刻を後ろから求める。⑨=28、⑧=28−7=21、⑦=min(⑧21−0, ⑨28−J6)=21、⑥=21−8=13、⑤=28−15=13、④=min(⑤13, ⑥13, ⑧21−G9)=12。作業C(①→⑥)の最遅完了時刻は⑥の13日、作業E(③→④)の最遅完了時刻は④の12日。
  6. 設問4:工期を30日とすると、⑨=30、⑤=30−F15=15。作業D(②→⑤)の最早開始は5日、最早完了は5+4=9日で、トータルフロート=15−9=6日。作業J(⑦→⑨)の最早開始は⑦の20日、最早完了は20+6=26日で、トータルフロート=30−26=4日。
  7. 計算は各イベントの最早時刻・最遅時刻をすべて求めて確かめた(当初26日、設問2は28日、設問4は工期30日での値)。
引っかけ:設問2の作業Bは「3日目終了後に未着手で翌日開始」なので6日目完了となり、③の最早時刻が5日から6日に遅れる。設問3の最遅完了時刻は延長後の工期28日から逆算する。設問4は工期30日から逆算する。

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出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 令和5年度(2023年12月3日(日)実施) 問題4 設問1〜設問4。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する