工程の遅れを取り戻すための工程管理上の方法(2つ)
これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年12月3日(日)実施) 問題4 設問5の問題です。論点は「工程管理」(重要度A・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 3 手順・引っかけの指摘が読めます。
工程計画に遅れが生じたときに、遅れを取り戻すために行う工程管理上の方法を2つ記述しなさい。
【問題4】下図に示すネットワーク工程表において、次の設問1〜設問5の答えを解答欄に記述しなさい。
ただし、図中のイベント間のA〜Jは作業内容、日数は作業日数を表す。
〔設問5〕工程計画に遅れが生じたときに、遅れを取り戻すために行う工程管理上の方法を2つ記述しなさい。

解答欄
正解
方法 1 模範解答
クリティカルパス上の作業に作業員や機械を増やして、作業日数を短縮する。
35 字別解
残業や休日作業で1日の作業時間を延ばし、遅れているクリティカルパス上の作業の日数を縮める。
余裕(フロート)のある作業から作業員や機械をクリティカルパス上の作業へ回し、その作業を早く終える。
方法 2 模範解答
作業の順序を見直し、後続の作業を前の作業と並行して進められるように工程を組み替える。
42 字別解
配管のプレハブ加工やユニット化など工法を変更し、現場での作業日数を短縮する。
工区を分割して複数の班で同時に施工し、作業を並行して進める。
要点(書けていたものにチェック)方法 1方法 2
要点の 6 割以上で「正解」扱いにします。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 工程の遅れを取り戻すには、工期を決めているクリティカルパス上の作業の日数を短縮する。余裕(フロート)のある作業を短縮しても工期は縮まらない。
- 主な方法は、① 作業員・機械の増員・増強、② 残業・休日作業などによる作業時間の延長、③ フロートのある作業から人や機械をクリティカルパス上の作業へ回す、④ 作業の順序を見直して並行作業にする(工区の分割を含む)、⑤ プレハブ化・ユニット化など工法の変更、である。2つを書くときは、①と④、②と⑤のように別の観点のものを選ぶ。
- 増員や作業時間の延長は費用の増加や品質・安全の低下を招きやすいので、実際には工程の組替えや工法の変更と組み合わせ、施工の品質と安全を確認しながら行う。
引っかけ:同じ内容(増員と人員の追加など)を2つ書かない。「クリティカルパス上の作業を短縮する」ことが方法の前提になる。
同じ論点の過去問
令和7年度 問題2ネットワーク工程表(クリティカルパス・工期の延長・フロート)
令和6年度 問題2ネットワーク工程表(クリティカルパス・作業日数の増加と工期)
令和5年度 問題4 設問1〜設問4ネットワーク工程表(クリティカルパス・工期の延長・最遅完了時刻・トータルフロート)
令和5年度 問題4 設問5フリーフロートの説明
令和4年度 問題4 設問1〜設問4ネットワーク工程表(クリティカルパス・工期の延長・短縮する作業)
論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年12月3日(日)実施) 問題4 設問5。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する