給水ポンプユニットの製作図を審査する場合の留意事項(4つ)
これは1級管工事施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年12月3日(日)実施) 問題3の問題です。論点は「設備機器」(重要度B・解答の形は記述・穴埋め)。採点すると、解き方 5 手順・引っかけの指摘が読めます。
給水ポンプユニットの製作図を審査する場合の留意事項を、4つ解答欄に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
解答欄
正解
吐出量、全揚程、電動機出力、電源及びポンプの台数が、設計図書の仕様と合っているか確認する。
45 字ポンプの性能曲線で、設計吐出量のときに所要の全揚程が得られ、締切り圧力が配管・器具の耐圧以下か確認する。
電動機の出力・電圧・始動方式、インバーターの容量と高調波対策が、設計図書と電気設備の条件に合うか確認する。
接液部の材料が水道用として衛生上支障のないもので、主要成分に鉛を含まないものか確認する。
44 字ケーシングと羽根車がステンレス製で、圧力タンクの接液部が樹脂コーティング等の衛生上無害な防錆か確認する。
飲料水に接する部品が浸出性能の基準に適合し、水質に影響を与えない材料であることを確認する。
制御方式(吐出し圧力一定又は末端圧力推定)、少水量停止、自動交互運転が特記どおりか確認する。
46 字故障時の予備機への自動切替えや、減水・過負荷などの警報、中央監視への状態・警報の出力項目を確認する。
圧力タンクの容量と、少水量停止時に圧力タンクで給水を続けられる圧力の設定が適切か確認する。
外形寸法、質量、配管接続口の口径と位置が、基礎や機械室の配置、搬入経路、保守スペースに合うか確認する。
51 字耐震クラスに応じた設計用水平震度で、アンカーボルトの径・本数が転倒を防ぐ強度をもつか計算書で確認する。
附属品(圧力計、連成計、圧力タンク、ドレン弁など)がそろい、点検しやすい位置に付いているか確認する。
運転時の騒音・振動の値と防振材の有無を確認し、居室への影響がないか確認する。
模範解答・別解は当サイトが作成したものです(主催者は記述式の解答を公表していません)。
解き方
- 製作図の審査では、製造者が作成した製作図(承諾図)が設計図書(特記仕様書・機器表・標準仕様書)の仕様を満たしているか、現場の施工条件に合っているかを確認する。給水ポンプユニットは飲料水を扱う機器なので、仕様・衛生・制御・据付けの4つの観点から書くとよい。
- 仕様:吐出量、全揚程、電動機の出力・電源、ポンプの台数が機器表と合っているか、性能曲線で設計点の性能が得られるかを確かめる。
- 衛生:公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版の第5編1.2.3「小形給水ポンプユニット」(2)(6)(9)では、接液部は主要成分に鉛を含まないもの(又は鉛除去表面処理したもの)、ケーシング・羽根車はステンレス製、圧力タンクの接液部は衛生上無害な防錆とする。
- 制御:同項(4)(5)では、制御方式は吐出し圧力一定制御又は末端圧力推定制御(特記)で、少水量停止機能を有し、ポンプの切換えは少水量停止時に自動的に行う。警報や中央監視への信号も確認する。
- 据付け・保守:外形寸法・質量・配管接続口の位置と口径を、基礎・機械室の配置・搬入経路・保守スペースと照合する。耐震クラスに応じたアンカーボルトの強度、附属品(同項(11)の圧力計・連成計など)、騒音・振動も確認する。
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平成29年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第二次検定 平成29年度(2017年12月3日(日)実施) 問題3。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する