ネットワーク工程表(クリティカルパスと余裕)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年9月6日(日)実施) 問題B No.2の問題です。論点は「工程管理」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図に示すネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ただし、図中のイベント間のA〜Kは作業内容、日数は作業日数を表す。

解答欄
正解
正解:(1) クリティカルパスは1本で所要日数は24日である。
解き方
- 最早開始時刻を順に求める。②5、③max(4, 5+0)=5、④max(4, 5+0)=5、⑤5+6=11、⑥5+4=9、⑦11+5=16、⑧max(5+11, 16+0)=16、⑨max(9+5, 16+0)=16、⑩max(16+8, 16+6, 16+6)=24 となり、所要日数は24日である。
- クリティカルパスは C→②→③→④→D→⑧→I(5+11+8=24日)と C→②→③→E→⑤→G→⑦→⑧→I(5+6+5+8=24日)の2本ある(②→③、③→④、⑦→⑧はダミー)。よって「1本」とする (1) が適当でない。
- ⑨の最遅完了時刻は 24−6=18日である。作業Dを1日短縮しても、もう1本のクリティカルパスが24日のまま残るので工期は短縮されない。作業Bを2日延ばして6日にすると、③の最早開始時刻が6日となり、⑧が max(6+11, 6+6+5)=17日、⑩が17+8=25日となって工期は1日遅れる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。クリティカルパスは C→D→I の経路と C→E→G→I の経路の2本で、所要日数は24日である。
- (2)適当。⑩の最遅完了時刻24日から作業Kの6日を引いて、⑨の最遅完了時刻は18日となる。
- (3)適当。作業Dを含まないもう1本のクリティカルパスが24日のまま残るため、全体工期は短縮されない。
- (4)適当。作業Bが6日になると③の最早開始時刻が6日となり、全体工期は25日(1日遅延)となる。
引っかけ:ダミーでつながる経路を見落とすと、クリティカルパスを1本と数えてしまう。作業Bは余裕が1日しかないので、2日遅れると1日だけ工期が延びる。
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論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和8年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和8年度(2026年9月6日(日)実施) 問題B No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する