ネットワーク工程表(クリティカルパスとフロート)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題B No.2の問題です。論点は「工程管理」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図に示すネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ただし、図中のイベント間のA〜Iは作業内容、日数は作業日数を表す。

解答欄
正解
正解:(3) 作業Fの作業日数を1日短縮すれば、全体工期は1日短縮される。
解き方
- 最早開始時刻は、①0、②4、③9、⑤9、④max(4+4, 9+0)=9、⑥13、⑦max(13+0, 9+3, 9+2)=13、⑧max(13+2, 13+4)=17日となる。クリティカルパスは①→②→③→⑥→⑦→⑧(A→B→E→ダミー→I)の1本で、所要日数は17日である。
- 最遅完了時刻は、⑧17、⑦13、⑥min(13, 17−2)=13、④13−3=10、⑤min(10−0, 13−2)=10となる。トータルフロートは「後のイベントの最遅完了時刻 − 前のイベントの最早開始時刻 − 所要日数」で求める。作業Fは13 − 9 − 3 = 1日、作業Gは13 − 9 − 2 = 2日である。
- 作業Fはクリティカルパス上になく、Fを通る経路D→ダミー→F→Iは9 + 3 + 4 = 16日である。Fを1日短縮しても全体工期は17日のまま変わらない。よって(3)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。クリティカルパスはA→B→E→ダミー→Iの1本で、所要日数は4 + 5 + 4 + 4 = 17日である。
- (2)適当。イベント⑦の最遅完了時刻は、⑧の17日から作業Iの4日を引いた13日である。
- (3)適当でない。作業Fはトータルフロートが1日あるクリティカルパス外の作業なので、1日短縮しても全体工期は短縮されない。
- (4)適当。作業Gのトータルフロートは、⑦の最遅完了時刻13日 − ⑤の最早開始時刻9日 − 所要日数2日 = 2日である。
引っかけ:工期を短縮できるのはクリティカルパス上の作業を短縮したときだけである。ダミーを通る最早開始時刻の比較(④はC経由の8日ではなくD経由の9日)を落とさない。
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→令和6年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和6年度(2024年9月1日(日)実施) 問題B No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する