ネットワーク工程表(クリティカルパス・フロート)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題B No.2の問題です。論点は「工程管理」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 4 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図に示すネットワーク工程表に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
ただし、イベント間のA〜Jは作業内容、日数は作業日数を示す。

解答欄
正解
正解:(4) 作業Dの作業日数を2日短縮すると、全体工期も2日短縮される。
解き方
- 各イベントの最早開始時刻を順に求めると、①0、②4、③4(①→③の作業Cで4、②→③のダミーで4)、④9、⑤9(作業Aの7とダミー④→⑤の9の大きいほう)、⑥9(作業Eの4+4=8とダミー④→⑥の9の大きいほう)、⑦16、⑧17(作業Gの13、作業Hの17、ダミー⑦→⑧の16の最大)、⑨20(作業Iの20、作業Jの20)となり、全体工期は20日である。
- クリティカルパスは①→②→④→⑤→⑦→⑨(B・D・F・I)と①→②→④→⑥→⑧→⑨(B・D・H・J)の2本で、いずれも20日である。
- 作業Eのトータルフロートは、⑥の最遅完了時刻9 −(③の最早開始時刻4 + 4)= 1日である。イベント⑥は最早開始時刻・最遅完了時刻ともに9日である。
- 作業Dを5日から3日に短縮すると、①→②→④を通る経路は18日になるが、①→③→⑥→⑧→⑨(C・E・H・J)と①→②→③→⑥→⑧→⑨(B・ダミー・E・H・J)が19日のまま残るため、全体工期は19日となり1日しか短縮されない。よって(4)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。B・D・F・IとB・D・H・Jの2本が20日のクリティカルパスである。
- (2)適当。作業EのTFは 9 − (4 + 4) = 1日である。
- (3)適当。イベント⑥はクリティカルパス上にあり、最早開始時刻・最遅完了時刻ともに9日である。
- (4)適当でない。C・E・H・Jなどの経路が19日あるので、Dを2日短縮しても全体工期は1日しか短縮されない。
引っかけ:クリティカルパス上の作業を短縮しても、次に長い経路(ニアクリティカルパス)との差の分しか工期は縮まない。
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論点ページ:工程管理の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題B No.2。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する