湿り空気線図による暖房時のコイル加熱負荷の計算
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題A No.17の問題です。論点は「熱負荷・空気線図」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 3 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
下図に示す暖房時の湿り空気線図において、空気調和機のコイルの加熱負荷量として、適当なものはどれか。
ただし、送風量は6,000m³/h、空気の密度は1.2kg/m³とする。

解答欄
正解
正解:(2) 25,200W
解き方
- 線図の状態点は、外気(h = 5.4kJ/kg(DA))と室内空気(h = 38kJ/kg(DA))の混合点(h = 28.6kJ/kg(DA))、コイル加熱後(h = 41.2kJ/kg(DA))、加湿後の吹出し空気(h = 47kJ/kg(DA))である。
- コイルの加熱は絶対湿度0.0050のまま混合点からコイル出口まで右へ水平に進む変化であり、比エンタルピー差は 41.2 − 28.6 = 12.6kJ/kg(DA) である。
- 空気の質量流量は 6,000 × 1.2 / 3,600 = 2kg/s なので、加熱負荷は 2 × 12.6 = 25.2kW = 25,200W となる。
選択肢ごとの解説
- (1)適当でない。18,800Wは室内空気と混合点の比エンタルピー差(38 − 28.6)から求めた値である。
- (2)適当。2kg/s × (41.2 − 28.6)kJ/kg = 25.2kW = 25,200Wである。
- (3)適当でない。36,800Wは混合点から吹出し空気までの差(47 − 28.6)で、加湿負荷を含んだ空調機全体の加熱量である。
- (4)適当でない。65,200Wは外気と室内空気の比エンタルピー差(38 − 5.4)から求めた値である。
引っかけ:コイル負荷はコイルの入口(混合点)と出口の比エンタルピー差で求める。加湿の分(47 − 41.2)は含めない。
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→令和7年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和7年度(2025年9月7日(日)実施) 問題A No.17。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する