熱負荷(実効温度差・隙間風・熱通過率)
これは1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題A No.18の問題です。論点は「熱負荷・空気線図」(重要度B・解答の形は四肢択一)。採点すると、解き方 2 手順・選択肢 4 つそれぞれの解説・引っかけの指摘が読めます。
熱負荷に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
解答欄
正解
正解:(4) 熱通過率は、壁体の構造が同じであれば、その表面における気流の速度には影響されない。
解き方
- 熱通過率は、壁体両側の表面熱伝達率と壁体各層の熱抵抗からK = 1/(1/αi + Σ(l/λ) + 1/αo)で求める。
- 表面熱伝達率は表面の気流の速度によって変わる(風速が大きいほど大きい)ので、壁体の構造が同じでも熱通過率は気流の影響を受ける。(4)が適当でない。
選択肢ごとの解説
- (1)適当。実効温度差は日射や外気温度の時間変化と壁体の熱容量による時間遅れを考慮したもので、壁体の断面構成によって異なる。
- (2)適当。室内を正圧に保てる場合は、隙間風が室内に侵入しないので隙間風負荷を見込まなくてよい。
- (3)適当。熱伝導率は物質固有の物性値で、単位はW/(m・K)である。
- (4)適当でない。熱通過率は表面熱伝達率を含むので、表面の気流の速度の影響を受ける。
引っかけ:熱伝導率(材料固有、W/(m・K))と熱通過率(壁全体、W/(m²・K))を区別する。
同じ論点の過去問
令和8年度 問題A No.17湿り空気線図によるコイルの冷却負荷
令和8年度 問題A No.19熱負荷計算(窓ガラス・人体・実効温度差)
令和7年度 問題A No.17湿り空気線図による暖房時のコイル加熱負荷の計算
令和6年度 問題A No.17湿り空気線図によるコイル冷却負荷の計算
令和6年度 問題A No.18熱負荷計算
論点ページ:熱負荷・空気線図の要点この論点の出題実績とよくある間違い
→令和5年度の前後の問題
出典:一般財団法人 全国建設研修センターが実施した1級管工事施工管理技士 第一次検定 令和5年度(2023年9月3日(日)実施) 問題A No.18。問題文は本試験の問題にもとづいています。解答・解説・論点の整理は資格試験対策.netの独自コンテンツです。最終更新 。この問題の誤りを報告する